ガレリア・イスカ通信

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2010年 08月 20日

キース・ヘリングの缶バッジ「National Coming Out Day」(1988)

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米国では毎年10月11日は“National Coming Out Day"とされ、当該サイトによると、1987年にワシントンD.C.での“ゲイ”と“レズビアン”の権利を求める全米的なデモ行進の一周年にあたる1988年の10月11日に始められたとある。この年キース・へリングはHIVと診断されており、自らもゲイであることを認め、性的少数者である同性愛者が、自分たちの生活に対する認識を高めるために、家族や友人、職場などで、自らの立場を公表することを奨励する“全米カミングアウトの日”のロゴマークを制作している。その後、性的少数者の範囲はレズビアンとゲイのみならず、バイセクシャルや性転換者を含むものとなっている。このロゴマークは、ティーシャツや缶バッジ、絵葉書などに版権使用されている。

ここで取り上げたものは、オリジナルの缶バッジで、四隅が尖ったタイプのもの。カミングアウトは“Coming out of the closet"を語源としており、性的嗜好を隠している場所の隠喩であるクローゼットの外にでること、同性愛者であることを打ち明けるという意味で使われてきたのだが、ヘリングはその語源となった“クローゼットの外に出る”という言葉をそのまま図像化している。

●作家:Keith Haring(1958-1990)
●題名:National Coming Out Day(NCOD)
●サイズ:38x38mm
●種類:Button(Can badge)
●技法:Silkscreen
●制作年:1988年

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by galleria-iska | 2010-08-20 18:29 | キース・へリング関係 | Comments(0)


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