ガレリア・イスカ通信

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2010年 10月 11日

ロバート・メイプルソープ展の招待状「Galerie Daniel Templon」

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今はポンピドゥーセンターのすぐ近くにあり、フランスにおける現代美術の老舗画廊となったダニエル・ タンプロン画廊(Galerie Daniel Templon)。最初の展示は1966年まで遡り、サンジェルマンデプレの地下だったそうだ。そのときオーナーのダニエル・タンプロンは若干21才の青年であったとか。そのダニエル・タンプロン画廊の出す招待状は、白い壁に囲まれた画廊を象徴しているらしいのだが、まるで名刺のようなデザインで、世界中の有力画廊の中で最も素っ気ないものではないかと思われる。ビニールコーティングされた葉書きサイズの白い紙の上部に画廊名と住所、中央部に作家名、下部に展覧会の日程とヴェルニサージュの日時が、オーソドックスなフォントを使って記されているだけの、いたってシンプルなデザインを押し通している。エフェメラ・コレクターにとっては掟破りの案内状とも言え、現代美術の著名な作家の名前をコレクションしているような味気なさを感じてしまう。これをミニマル・アートならぬミニマル・メッセージと云うように捉えることが出来れば、如何にも現代アートの老舗ならでは、という風にも見えてくるのだが。

メイプルソープのダニエル・タンプロン画廊での展覧会には、当時取り組んでいたプラチナ・プリントによる作品中心に出品されたものと思われる。

●作家:Robert Mapplethorpe(1946-1989)
●種類:Invitation(Carton d'Invitation)
●サイズ:105x150mm
●発行:Galerie Daniel Templon, Paris
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by galleria-iska | 2010-10-11 00:03 | ロバート・メイプルソープ関係 | Comments(0)


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