ガレリア・イスカ通信

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2011年 01月 11日

ベルクグリューン画廊の通販カタログ「Maitres-Graveurs Contemporains」(1988)

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ドイツ系ユダヤ人画商ハインツ・ベルクグリューン(Heinz Berggruen, 1914-2007)によって第二次世界大戦後の混乱冷め遣らぬパリに設立されたベルクグリュン画廊(1)から一二年置きに発行されていた版画の通信販売用カタログ。その1988年版。この年、二代目の経営者アントワーヌ・マンディアラ(Antoine Mendiharat)が亡くなる。表紙はスペインのマドリッド出身の画家兼版画家エドゥアルド・アロヨ(アローヨ、Eduardo Arroyo, 1937-)によるオリジナル・リトグラフで、これがオリジナル・リトグラフを用いた最後の通信販売用カタログとなる。

作家:Eduardo Arroyo, 1937-
種類:Plaquette Berggruen No.90
題名:Maitres-Graveurs Contemporains 1988
サイズ:220x116mm
発行:Berggruen & Cie, Paris
印刷(表紙):Grapholith, Paris
印刷(図録):Imprimerie Union

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註:
1.ベルクグリューンは1947年、パリ中心部のシテ島のドフィーヌ広場(Place Dauphine)に書店兼画商として小さな店を開く。二年後の1949年に、パリ7区の《70, rue de l'Universite》に移転し、本格的な画廊経営に乗り出す。1952年のパウル・クレーの展覧会を皮切りに、マチスやピカソなどのの展覧会を開催する一方で、有名作家によるリトグラフ作品の版元となり、1963年にピカソのリノカットポスターを表紙に使った最初の通信販売用のカタログ「Maitres-graveurs contemporains」を制作・発行。1965年版はマルク・シャガールに表紙用のオリジナル・リトグラフの制作を依頼、その後全てのカタログの表紙を著名作家のオリジナル・リトグラフが飾る。このユニークな販売方法が成功を収め、大金を手にするが、1980年、コレクターとしての活動に専念するため、画廊の経営権を助手のアントワーヌ・マンディアラ(Antoine Mendiharat)に譲渡。1988年にマンディアラが死去。その後三代目の経営者に渡る。
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by galleria-iska | 2011-01-11 20:35 | 図録類 | Comments(0)


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