ガレリア・イスカ通信

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2011年 08月 04日

金子國義のカレンダー2001年「不思議の国のアリス」

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日本では女性用の美容・飲料水として利用されるフランスのミネラルウォーター「コントレックス(Contrex)」を前に一度だけ飲んだことがあるが、超硬水と言われるだけあって僅か数十分で大変なことになってしまった。便秘になりやすい女性が飲むのもうなずける。連れ合いは毎日飲んでいるが、胃が丈夫に出来ているのか普通の水を飲んだときとあまり変わらない。カルシウムとマグネシウムを補給するのだそうが、こちらは栄養の補給が必要である。ここ二ヶ月ぐらい、朝はパン一枚に紅茶、ヨーグルト、昼と夜は概ね、ご飯一膳、味噌汁、納豆(昼か夜)、漬物だけという食事が結構あった。もともとおかずが沢山あるのが嫌いなので、それはそれで美味しくいただくのだが、やたらお腹が鳴って仕方がない。

これはコントレックス(正規品)が愛飲者向けに作った2001年のカレンダーで、2000年4月にメディアファクトリーから刊行された金子國義氏の「不思議の国のアリス」から挿絵6点を選んでカレンダーに仕立てたもの。確かシールを貼って応募したように思う。カレンダーとしての実用性はどうかと思うが、ダダのものこそ消えてなくなってしまうのが道理なので、ここは連れ合いより有難く拝領し、歴史の試練に耐えた時にほくそ笑むのは、などと、あらぬ妄想を抱きながら一先ず茶封筒に入れて封印することに。この妄想で大事なことは、高価でないからと人にあげてしまったり、途中で飽きてしまって不用品として処分してしまわぬよう、自らの記憶を曖昧にすることである。案の定、10年も経つと、記憶も定かでなくなり、仕舞った場所がすっかり分からなくなってしまった。あちこち探してみても見つからない。しかしここでまたひとつ試される。本当に無くなってしまっていいのか、どうしても探し出したいという気持ちがあるか、である。しかし出てくるのは関係ない茶封筒(別の封印物が入っていたりする)ばかりで閉口する。そんな中、突如新しいテレビ受像機の設置場所を確保するという作戦が実行され、アパートの一角にある一畳ばかりの我が陣地が予期せぬ奇襲攻撃に遭い、ほぼ壊滅状態になってしまった。ところが、不幸中の幸いとはよく言ったもので、攻撃で開いた穴の中から無事茶封筒を発見することができた。多くの犠牲を払って(までとは言えないが)取り戻したカレンダーであるが、どうやら価値の方は思ったほどではないらしい。自分の白髪が増えただけである。毎日なんの生産性もない生活を繰り返しているような気がしてならない。妄想では空腹は満たされない。

●作家:金子國義(Kaneko Kuniyoshi, 1936-2015)
●種類:Calendar
●サイズ:281x199mm
●技法:Offset
●発行:Contrex


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by galleria-iska | 2011-08-04 18:59 | その他 | Comments(0)


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