ガレリア・イスカ通信

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2011年 12月 15日

ホルスト・ヤンセンの折り本シリーズ(2)「Subversionen」(1972)

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ホルスト・ヤンセン(Horst Janssen, 1929-1995)の折り本による連作シリーズ第ニ作となる「転覆(Subversionen)」は、ヤンセンの東洋の美術への関心、なかんずく、北斎、広重、春信らの浮世絵に対する傾倒が示されている。ヤンセンの浮世絵への接近にはパウル・ヴンダーリッヒの影響があったものと思われるが、ヤンセンはここでは逆さまにした日本と中国の名画の絵葉書に重ね描きを施し、元図をコラージュのように取り込み、まったく別の作品に創り上げている。ヤンセンは絶えず、自らの師と仰ぐの作家の模倣や剽窃,引用を行なうことによって、その作家の精神性を吸収し、自らの創造の糧として取り込んでいく方法論を取り続けた。

●作家:Horst Janssen(1929-1995)
●種類:Accordion book(Leporello)
●編集:Gerhard Schack
●題名:Subversionen
●サイズ:200x182x8mm
●技法:Strichätzung(Zinkätzung)+Offset
●発行:Hans Christians Verlag, Hamburg
●制作年:1972


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by galleria-iska | 2011-12-15 12:30 | ホルスト・ヤンセン関係 | Comments(0)


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