ガレリア・イスカ通信

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2011年 11月 24日

ミンモ・パラディーノの画集「Mimmo Paladino:Works on paper 1973-1987」(1987)

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イタリアの画家、版画家、彫刻家ミンモ・パラディーノ(Mimmo Paladino, 1948-)の初体験は、名古屋の錦にあったギャラリー・セキ(Gallery Seki)で行なわれた、4点のリノカットによる連作版画、“Daedalus(ダダイロス)”, “Introibo ad Altare Dai”(イントロイボ・アド・アルター・デイ), “Sogno Umido”(ウエット・ドリーム), “Ellpodbomool(エルポドボモール=ジェイムズ・ジョイスの長編小説『ユリシーズ』の主人公であるレオポルド・ブルーム(Leopold Bloom)のアナグラム)”を中心とする「ミンモ・パラディーノ新作版画展」(1984年11月13日~27日)であった。袋小路に陥ったミニマリズムやコンセプチュアル・アートから描くこと自体を取り戻すという触れ込みで華々しく登場した「トランスアヴァンギャルド」という表現主義的な折衷画風には正直最初違和感を覚えた。パラディーノは南イタリアのパドゥーリ生まれ。1964年から1968年までベネヴェント美術学校(Liceo Artistico di Benvenuto)で学ぶ。1977年にミラノ、1978年にはニューヨークに移るが、その後パドゥーリに戻り、そこで制作活動を続けている。1980年にヴェネツィア・ビエンナーレ、1982年にカッセルで開かれたドクメンタ7に出展している。1987年にフジTVギャラリーでの個展のために来日、東京芸大版画研究室で木版画「世紀の出会い」を制作している。
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ギャラリー・セキから届いた「ミンモ・パラディーノ新作版画展」の案内状、104x148mm。壁にピンで留めていたので、穴だらけである。

この画集は、バブル華やかしき頃、晴海の東京国際見本市会場で開催された「東京インターナショナルアートショー(TIAS)」の招待状をいただき、知り合いの画廊担当者と連れ立った出かけた折りに、ショーに出展していた当時パラディーノの代理人であったタデウス・ロパック氏から最後の一冊だと言われ購入したもの。表紙はリトグラフで、半透明のワックスペーパーのカバーが付いていて8000円だった。展示ブースにはオリジナルもあったが、時はバブル絶頂期、とても手が出せなかった。

●作家:Mimmo Paladino(1948-)
●種類:Monograph
●題名:Mimmo Paladino:Works on paper 1973-1987
●サイズ:303x224mm
●技法:Lithograph(Cover)
●発行:Edition Galerie Thaddaeus Ropac Salzburg
●限定:2000
●制作年:1987
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タデウス・ロパック氏からいただいたビジネスカード。

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表紙のリトグラフ。パラディーノの作品に登場するモチーフが所狭しと並んでいる。
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by galleria-iska | 2011-11-24 20:23 | 図録類 | Comments(0)


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