ガレリア・イスカ通信

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2013年 01月 12日

ヒプノシスの作品集「The Work of Hipgnosis-Walk Away René」(1978)

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昨年の秋と暮に家人の身内が相次いで亡くなり、正月飾りやおせち料理の準備もなく正月を迎えることとなった。元旦の午前中に墓参りを済ませると、することもないので、録画してあった家人の好きな松任谷由美の特集番組を観ていたところ、プログレッシヴ・ロックファンならお馴染みのイギリスのデザイングループ、ヒプノシス(Hipgnosis) のメンバーの一人で、グラフィック・デザイナーのストーム・ソーガソン(Storm Thorgerson, 1944-)が画面に登場し驚いた。松任谷由美のLPアルバム「昨晩お会いしましょう」(1981年)のジャケットやミュージックビデオ「コンパートメント」(1984年)を手掛けたとのことであった。もう70近いが未だ現役で活動しているらしい。ヒプノシス は激動の1968年に結成されたイギリスのデザイン・グループであるが、そのデザイン・スタイルは既に70年代を予見していた。ヒプノシスとは、Hip(流行)とGnosis(知識・認識)を足して作られた造語。設立メンバーはストーム・ソーガソンとオーブリー・パウエル(Aubrey Powell, 1946-)で、1978年に、画像処理のコンピュータ化に対応するためピーター・クリストファーソンを加え3人体制になった。1983年に解散している。最初書籍の装丁からスタートしたが、1968年にピンク・フロイド(Pink Flloyd)の二作目のLPアルバム「神秘(A Saucerful of Secrets )」のジャケット・デザインを手掛けたことがきっかけとなり、ジェネシス(Genesis)、レッド・ツェッペリン(Led Zepplin)、ウィングス(Wings)と言った数々のアーティストのアルバム・ジャケットを手掛けることになる。そのヒプノシスの10年に及ぶ仕事を紹介する作品集。表紙にはピンク・フロイド(Pink Floyd, 1965-1996)の「炎〜あなたがここにいてほしい(Wish You Were Here )」のポスターのイメージ(部分)が使われている。

今手元にあるものは、名古屋の現代美術画廊の草分け的存在のひとつ“ギャラリーたかぎ”所有の資料の一部で、画廊閉鎖後、名古屋の古書店でポスター関係の資料と共に購入したものである。“ギャラリーたかぎ”は企画展の開催の他、欧米の現代美術の紹介も行なっており、ポップアートの作家のポスターなども扱っていたため、一二度訪れたことがある。

●作家:Hipgnosis
●種類:Book
●サイズ:305x240mm
●技法:Offset
●発行:Paper Tiger-Dragon's World Book, Limpsfield/ A & W Visual Library, New York
●印刷:Printer Industria Gráfica S.A., Sant Vicenç dels Horts
●制作年:1978
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by galleria-iska | 2013-01-12 18:56 | その他 | Comments(0)


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