ガレリア・イスカ通信

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2013年 02月 19日

山本容子展のリーフレット「Yoko Yamamoto-Amusement Park for Art 」(2002)

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前回取り上げたロイ・リキテンスタインの展覧会のチラシを探していたら、別のチラシと一緒にこれが出てきた。2002年から2003年にかけて全国10ヶ所の美術館を巡回した銅版画家の山本容子(Yoko Yamamoto, 1951-)氏の展覧会「山本容子の美術遊園地」の広報用のリーフレットと招待券で、国内外の近代・現代版画の収集に力を入れている和歌山県立近代美術館が発行したものである。展覧会終了後に、不用になったものを知り合いの画商からいただいた。案内によれば、この美術遊園地は、京都市立芸術大学在学中の初期の作品から光ファイバーを用いて版画作品を工事用の囲いや歩道に投影するという最新の《ルイ・ヴィトン アートワーク・プロジェクト》まで、300点あまりの作品を、四つのコーナー:

1:美術遊園地へようこそ~版画家の誕生(The Birth of an Artist)
2:本の中の遊園地~ひとつめの展開(The First Hop)
3:ひろがる遊園地~ふたつめの挑戦(The Second Step)
4:終わらない遊園地~さらなる跳躍(The Third Jump)

で紹介するものである。山本氏は一般に言われる、狭くて暗い工房にこもり、イマージュの錬金術師となって、ひたすら銅版画のマチエールを追求する作家の対極に位置し、銅版画におけるアルティザン的資質を自己の商標としながらも、その実は画家としての可能性をも押し広げるハイブリッドな方向性を選んだといえよう。そんな山本氏であればこそ、このような広報用の媒体にも、ホックニーが行なっているように、そのデザイン的才能を発揮してもらいたいものである。

●作家:Yamamoto Yoko(1951-)
●種類:Leaflet
●サイズ:182x128mm(182x380mm)
●技法:Offset
●発行:The Museum of Modern Art, Wakayama
●制作年:2002
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by galleria-iska | 2013-02-19 19:34 | その他 | Comments(0)


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