2014年 06月 23日
消耗品として扱われたこの包装紙をヘリングのオリジナル・プリントとして見るには、ある種の価値変換が行なわれなければならないが、それを権威的な意味付けを待って無批判に受け入れるか、自ら能動的に価値を見い出していくのかによって、自ずとヘリング芸術の持つ意味合いが異なってくる。これまでの“信仰”とともにある生活に代わって、“芸術”とともにある生活が、日常生活に意識変革をもたらし、新たな人間革新を行なう手段となることを、ヘリングは啓示として実践していたのである。 この包装紙には、ヘリングがデザインした幾つかの缶バッチ(註1)にもあるように、灰色(銀色?)の他に、金色で印刷されたものが存在している。 ●作家:Keith Haring(1958-1990) ●種類:Wrapping tissue paper ●サイズ:510x762mm ●技法:Silkscreen ●発行:Keith Haring for Pop Shop ●制作年:Unknown(1980's) 註: 1.キース・ヘリングの缶バッジ(銀と金)
by galleria-iska
| 2014-06-23 20:01
| キース・へリング関係
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