ガレリア・イスカ通信

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2015年 02月 27日

ホルスト・ヤンセンの招待状「Max Beckmann」(1958)

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美術学校在学中にハンブルクにザントナー画廊(Galerie Sandner, Hamburg)開いた若い女性画廊主ビルギット・ザントナーを助けるためにホルスト・ヤンセン(Horst Janssen, 1929-1995)が自らデザインした招待状。これは1957年から58年にかけてロータプリント(Rotaprint=Small Offset Printing )という小規模な平板印刷で制作した8種類の招待状のうちのひとつで、同画廊で1958年1月24日から2月15日にかけて開催されたマックス・ベックマンの版画展の招待状。オープニングは1月24日の午後6時となっている。ロータプリントという小規模なオフセット印刷機で印刷されたこの招待状には、オフセット印刷特有の網点がなく、一見リトグラフのようにも見える。

このタイプの招待状は日本国内ではお目にかかったことはないが、数年前、ヤンセンの初期の版画作品を数多く含むコレクションが出品されたドイツのパブリック・オークションのカタログを通して知った。亜鉛版エッチングを制作する以前の、デュビュッフェの影響を受けていた時期のヤンセンを知る格好の資料でもあり、そのユニークな表現に興味を持ったので、ポスターと同じような金額で入札してみたが、思いの外高い金額で落札されてしまった。通常、これらの招待状はエフェメラとして扱われているが、最近はヤンセンの版表現のひとつとして認知され始めてきているように思われる。

●作家:Horst Janssen(1929-1995)
●種類:Einladung(Invitation)
●題名:Max Beckmann
●サイズ:297x199mm(A4)
●技法:Rotaprint(Small Offset Printing)
●発行:Galerie Sandner, Hamburg
●制作年:1958
●目録番号:Vogel 391(b)

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by galleria-iska | 2015-02-27 19:40 | ホルスト・ヤンセン関係 | Comments(0)


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