ガレリア・イスカ通信

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カテゴリ:ポスター/メイラー( 89 )


2017年 08月 02日

奈良美智展の案内「Yoshitomo Nara for better or worse」(2017)

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                         2017年新作「Midnight Truth」

少し前のことであるが、連れ合いが、現在愛知県豊田市の豊田市美術館で開催中の展覧会「奈良美智 for better or worse - Works 1987-2017」の案内を頂いてきた。案内は四つ折りで、海外の画廊が展覧会の際に使うメイラー(Mailer)によく見られる、開くとポスターになるようにデザインされている。制作中(?)の新作「Midnight Truth」が置かれたスタジオを撮影したのは森本美絵(Mie Morimoto, 1974-)という若手写真家で、彼女は制作中の奈良美智(Yoshitomo Nara, 1959-)氏とその制作風景を撮影した写真集も出しているとのこと。奈良氏の作品は注目の現代美術作家ということで、テレビや雑誌で見にすることはあるが、絵画作品(タブロー)は未だ目にしたことがない。田舎に住んでいると、都会に出て行かないかぎり、画廊でのリアルタイムの経験というものは先ず無く、数年のタイムラグが必ず付いて回る。奈良氏の作品についても、東京あたりで突然火が付いことは全く知らず、しばらく経って、知り合いの画商が見せてくれた、奈良氏の作品を特徴付ける、愛らしく可愛い仕草のキャラクターとは真逆の、悪い子ぶってこちらを釣り目で睨みつける女の子を描いた小さなドローイングによって、ようやくその存在を知ったのである。たったそれだけのことで、後はあずかり知らぬ世界での出来事のように時が流れ、やがて世界でも注目される現代美術の作家となって再び現れた。当然のことながら、絵画作品は全く手の届かないところに行ってしまい、唯一の接点と言えるのは、東京の森美術館に行った連れ合いが、お土産として買ってきてくれた「グミガール」だけである。自分としてはこの「グミガール」の容器を、遠くは1963年にオランダの版画家エッシャー(Maurits Cornelis Escher, 1898-1972)がデザインして作られた製缶メーカー、フェルブリファ社の創立75周年を記念するブリキ製のキャンディ缶「Icosaëder(Verblifa Tin Can)」(註1)、近くは村上隆の“食玩”(こちらは未だ、オタク文化の象徴的存在であるフィギュアの呪縛から解き放たれておらず、美術界からのアプローチには疑問が呈されるかもしれない)に通じる、一種のマルティプルと見ていたのだが、作家が変わればその意図も変わるのか、「グミガール」は今も生産が続けられ、キャラクターグッズとしての商品価値の方が優先されてしまっているように見える。エッシャーのキャンディ缶がクリスティーズ等のオークションにマルティプルとして登場するにも35年の時を要したことを考えると、「グミガール」の容器も、その第一義的な意味が剥ぎ取られるまでには、まだまだ多くの時間を要すことになりそうである。それまで生きているとは思えないが。

そんな繰言はさておき、連れ合いはどうしても豊田市美術館の展覧会場に足を運びたい様子である。ただ、入場料はもちろん、田舎から都会に出るにはそれなりの費用が掛かる。そのやり繰りをどうするか、思案に暮れる毎日である。NHKの日曜朝の番組で特集でも組んでくれないかと、淡い期待を抱いているのだが。そういえば、以前、山梨県にあるキース・ヘリング美術館からお誘いを受けたが、旅費等に掛かる費用を工面することが出来ず、未だに訪れていない。貧者は-自己責任と言われればそれまでだが-そうやって文化から疎外されていくのであろう。

●作家:Yoshitomo Nara(1959-)
●種類:Leaflet
●サイズ:297x210mm(594x420mm)
●技法:Offset
●写真:Mie Morimoto(1974-)
●発行:Toyota Municipal Museum of Art, Toyota
●制作年:2017
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註:

1.エッシャーのキャンディ缶
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●作家:Maurits Cornelis Escher(1898-1972)
●題名:Icosaëder(Icosahedron)
●サイズ:140x140x140mm
●技法:Printed tin box with embossed relief
●限定:6800 + 300 were produced to replace any defects
●発行:Verblifa(De Vereenigde Blikfabrieken), Krommenie
●制作年:1963

オークションハウスでの落札値:
1998年:Christie's Amsterdam.......US $456(€ 395, Dfl.865)
2012年:Christie's Amsterdam.......US$7,907(€ 6,000)
2013年:Venduehuis Den Hagg......US$1,060(€800)
2014年:New Art Editions..............US$1,425(€ 1,075)
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by galleria-iska | 2017-08-02 20:24 | ポスター/メイラー | Comments(0)
2017年 02月 03日

ジョアン・ミロのポスター「Poster for the exhibition 'Joan Miró' Tokyo-Kyoto」(1966)

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ビートルズが来日した1966年、現在はフィルム・センターとなっている東京・京橋の国立近代美術館とその京都分館で、20世紀スペインの画家、彫刻家、版画家のジョアン・ミロ(Joan Miró, 1893-1983)の大回顧展「ミロ展:ユーモアと夢とよろこびと」(註1)が開催された。これはその展覧会のポスターとして制作されたものであるが、実際に告知用ポスターとして採用されたものは、ミロが展覧会のために制作したグアッシュによる作品を用いたオフセット印刷のポスターである。ミロは当初、日本国内でリトグラフ・ポスターの制作が行えると思っていたようなのだが、その当時日本にはムルロー工房にあるような機械刷りのための設備がなかったため、グアッシュによる原画を制作したのである。今から10年ぐらい前に、実際に掲示されたものを手に入れたことがあるが、コレクターに譲ってしまったため、今は手元にない。また記録用にと保存しておいた画像も、PCのOSが壊れた際に消失してしまった。

日本を代表するグラフィック・デザイナーのひとり、原弘(Hiromu Hara, 1903-1986)が文字入れを行ったこのポスター、現在、幻のポスターとしてコレクターズ・アイテムとなっており、数年前に、ニューヨーク市のポスター・オークション会社から出品されたことがあったが、なかなかの評価であった。現在、東京国立近代美術館の他に、ポスター収集に力を入れている武蔵野美術大学の美術館・図書館が所蔵しているので、興味のある方はそちらに問い合わせてみて欲しい。

今回取り上げる方のポスターは、ミロの好意で制作されたもので、ミロの契約画廊であったパリのマーグ画廊Galerie Maeght, Paris)のリトグラフ工房(Arte Adrien Maeght, Paris)で印刷されている。文字の部分は日本国内でシルクスクリーン印刷で入れられているためであろうか、印刷所名《(Imprimerie)Arte Paris》の記載がない。出版は毎日新聞社(Mainichi Newspapers, Tokyo)である。ポスターの他に、35部限定で、ミロの署名入りの版画ヴァージョンも作られている。

私事であるが、撮影に使っている200万画素のコンパクトカメラは、今や骨董品とも言えるもので、解像度が低く、特に赤い背景の上に刷られた文字は地に溶け込んでしまい、判読できなくなってしまう。連れ合いが持っている1200万画素のコンパクトカメラを借りることも出来るのだ、自力(?)で購入するつもりでいるので、もう何年も(!)、やせ我慢を続けている次第。

●作家:Joan Miró(1893-1983)
●種類:Poster
●サイズ:395x575mm
●技法:Lithograph(Image)+Silkscreen(Text)
●発行:The Mainichi Newspapers, Tokyo
●印刷:Arte Adrien Maeght, Paris
●制作年:1966(?)
●目録番号:Mourlot 504a,(poster catalogue raisonné): 「Malmö Konsthall, Joan Miró - posters - affischer, Malmö 1993」31
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図版:ポスターの原画を制作中のミロを捉えた写真をダストカバーに用いたフランスの美術専門誌『二十世紀(XXe siècle)』のミロ特集号「Hommage à Joan Miró」(1972)
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図版:(左)ポスターと同時に制作された限定35部の版画ヴァージョン(原画に呼応している)、(右)ポスター


註:

1.「ミロ展:ユーモアと夢とよろこびと」(会期・会場・主催: 1966年8月26日-10月9日 国立近代美術館 10月20日-11月30日 国立近代美術館京都分館、国立近代美術館、毎日新聞社)

図録「ミロ展」:ミロ展カタログ編集委員会, 国立近代美術館, 毎日新聞社編/毎日新聞社/1966年/256x240mm
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by galleria-iska | 2017-02-03 19:06 | ポスター/メイラー | Comments(0)
2016年 11月 30日

ルース・バーンハートのポスター「Ruth Bernhard - In the Box - Horizontal」(1980)

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ベルリン生まれのアメリカの写真家ルース・バーンハート(Ruth Bernhard, 1905-2006)の代表作である「In the Box - Horizontal」を使ったポスター。画面右下の余白にマーカーによるサインが入れられている。

暗い空間の中に置かれた、女性の裸体がかろうじて入る大きさの箱。そこに手前から当てられたライトが、独特の陰影と立体感を生み出している。その姿態は必ずしも優美とは言い難く、むしろ異質とも言える空間は、様々な制約の中に閉じ込められている女性という立場を暗示しているようにも見える。写真は若干ソフトフォーカスで撮影されているようだが、まどろみの中にいるようにも見えるモデルの顔は、フェルメールの初期の作品「眠る女」(1657年頃)のそれを思い起こさせる。

●作家:Ruth Bernhard(1905-2006)
●種類:Poster
●題名:Ruth Bernhard - In the Box - Horizontal, 1962
●サイズ:611x457mm
●技法:Offset lithograph
●発行:Collected Visions Incorporated, Berkeley
●印刷:Phelps/Schaefer Litho-Graphics Co., Inc., Brisbane
●制作年:1980
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by galleria-iska | 2016-11-30 18:08 | ポスター/メイラー | Comments(0)
2016年 11月 30日

ルース・バーンハートのポスター「Ruth Bernhard - Classic Torso」(1980)

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今から20年ぐらい前に、ニューヨーク市の古書店からアメリカの女流ヌード写真家ルース・バーンハート(Ruth Bernhard, 1905-2006)のプラチナ・パラジウム・プリント10点組みのポートフォリオ「Ruth Bernard」(Published by Joseph G. Folberg and Vision Editions, San Francisco in 1993, a total edition of 48)(註1)を4000ドルで紹介されたことがあるが、現在でも5000ドルは下らない作品「In the Box -Horizontal」が欠けていることが判り、購入を見送ったことがある。バーンハートのオリジナル・プリントを手にする機会はその時が最初で最後であったが、数年前に、サイン入りのポスター、しかも代表作を使ったものを2点手に入れる機会を得た。バーンハートのポスターは幾つかの版元が出版しているが、どこも彼女の代表作と言われる「Classic Torso」(1952)と「In the Box -Horizontal」(1962)を取り上げている。今回のものはその内のひとつ、カルフォルニア州のバークレーにある出版社(Collected Visions Incorporated)が1980年に出版したもので、画面右下の余白にマーカーペンによるサインが入れられている。

日本でバーンハートの写真を直に見る機会はあまりないかもしれないが、1986年にカルフォルニア州のカーメルにある出版社《Photography West Graphics》から刊行され、何度も版を重ねているその写真集「The Eternal Body: A Collection of Fifty Nudes」によってその芸術の真髄を知ることが出来る。アメリカの女流ヌード写真家の草分け的存在であるバーンハートは1905年、ドイツ帝国時代のベルリンに生まれる。1925年から27年にかけてベルリン芸術大学の前身であるベルリン・アカデミー・オブ・アート(Academie der Mahler-, Bildhauer- und Architectur-Kunst)に学んだ後、1927年、ニューヨークに移住。広告写真の分野で活躍したアメリカの写真家ラルフ・スタイナー(Ralph Steiner, 1899年-1986)の助手を短期間務めた後、退職金を元手に撮影機材を購入する。個人的には、その当時の芸術家社会におけるレスビアン文化に深く関わることとなる。1934年にニューヨーク近代美術館(MomA)が企画した、機械製品を展示するという画期的な展覧会「機械芸術(Machine Art)」の写真撮影を依頼される。そしてその年、バーンハートの最も重要なテーマとなる女性のヌード写真を撮り始める。1935年にサンタ・モニカの海岸で偶然、20世紀アメリカを代表する写真家エドワード・ウエストン(Edward Weston, 1886–1958)と出会い、ウエストンの写真に深く惹かれる。ウエストンは彼女に写真の創造性とその芸術的な影響を明らかにした。1953年、バーンハートはサンフランシスコに移住、そこでアメリカの西海岸を代表する写真家たち(Ansel Adams, Imogen Cunningham, Minor White and Wynn Bullock)の同僚となる。彼女が自身の写真表現について述べた言葉を引用しておく:
"My aim is to transform the complexities of the figure into harmonies of simplified forms revealing the innate
reality, the life force, the spirit, the inherent symbolism and the underlying remarkable structure – to isolate
and give emphasis to form with the greatest clarity."
このポスターには「古典的なトルソ(Classic Torso)」と題された写真が使われているが、斜め上方からのライティングが作り出す質感やフォルムは、エドワード・ウエストンが1930年に撮影した写真「Pepper No.30」を強く意識させる。

●作家:Ruth Bernhard(1905-2006)
●種類:Poster
●題名:Ruth Bernhard - Classic Torso, 1952
●サイズ:610x457mm
●技法:Offset lithograph
●発行:Collected Visions Incorporated, Berkeley
●印刷:Phelps/Schaefer Litho-Graphics Co., Inc., Brisbane
●制作年:1980
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註:

1.1993年に出版されたルース・バーンハートのポートフォリオ「Ruth Bernhard」
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「RUTH BERNHARD」published by Joseph G. Folberg and Vision Editions, San Francisco in 1993, a total edition of 48. A portfolio of 10 platinum-palladium prints, each signed in pencil in the margin, with title, date, edition number, and annotations in pencil on the reverse, in letterpress double wrappers, 1934-76, printed in 1993; together with the embossed half-title, letterpress title, plate list, introduction by the photographer, and colophon, edition number in pencil. Folio, silver and black cloth clamshell box and matching slipcase with silver-stamped photographer's monogram. Various sizes to 4 3/4 by 8 1/2 in. (12.1 by 21.6 cm.) or the reverse.

●In the Box, Horizontal, 1962
●Draped Torso with Hands, 1962
●Classic Torso, 1952
●Perspective II, 1967
●Two Forms, 1963
●Triangles, 1946
●Hips Horizontal, 1975
●Sand Dune, 1967
●Knees and Arm, 1976
●In the Circle, 1934


3.
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エドワード・ウエストンの写真「Pepper No.30」
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by galleria-iska | 2016-11-30 14:07 | ポスター/メイラー | Comments(0)
2016年 11月 02日

ロイ・リキテンスタインのポスター「Roy Lichtenstein Colorade State University」(1982)

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最近、と言っても既に4,5年は経っているかもしれないが、ポップ・アートの巨匠ロイ・リキテンスタイン(Roy Lichtenstein, 1923-1997)のポスターの偽物(Counterfeit)がヨーロッパ、端的に言えば、ドイツの業者からネットオークション(eBay)を通じて世界各地に送り出されている。結果、日本国内のネットオークションにも登場することに。問題のポスターは、"CRAK!"(1963/1964), Brushstroke"(1965), "Merton of the Movies"(1968), "Apple"(1981), "I love Liberty Poster"(1982),"Sweet Dreams Baby!"(1982)で、これから更に増える可能性がある。偽物は基本的にシルクスリーンで印刷されているのだが、目の粗いものを使っているのか、"CRAK!"や"Brushstroke"のようなオリジナルがオフセット・リトグラフによるポスターに関しては、境界部分が滑らかではなく、“でこぼこ”した形が見て取れる。またシートサイズはオリジナルに合わせているが、イメージ部分のサイズが若干異なっており、紙質も違うようである。"CRAK!"に関して言うと、展覧会を企画したレオ・キャステリ画廊が発行した初版刷りのものが作られているのだが、紙質が解っていないらしく、厚手の用紙を使っている。しかしながら、PCの画面ではそこまで判断できないので、多くの利用者がオリジナルと勘違いして購入してしまっているのではないだろうか。販売者は知恵者で、ポスターの価格をどれも一万円足らずに設定している。と言うのは、これらのポスターが高額で取引されていることを知っている者の気を引くためと、また受け取った後に偽物と気付いたとしても、金額が高くないためにクレームを入れて返送するのが厄介で、泣き寝入りしてしまうことまで見越した上でのことだと思われる。以前、販売者の履歴を見たことがあるが、一人だけ偽物と気付き、悪い評価を付けていたが、先の理由からか、返品はしていないようである。

1960年代のポスターについては、版権が切れてしまっている可能性もあるため、複製を作ることも可能かもしれないが、1980年代のものについては依然有効であるはずなので、何らかのアクションを起こしてもよさそうなものだが、何億という贋作もある中、販売価格が5ドル程度の小額なものまで手が回らないのかもしれない。

画像は、コロラド州 フォート・コリンズにあるコロラド州立大学の芸術学部によって企画・開催されたアメリカ現代美術、特にポップ・アートの作家(Andy Warhol, Roy Lichtenstein, James Rosenquist,etc.)の展覧会の告知用ポスターのひとつで、ロイ・リキテンスタインが1982年に大学付属のクララ・ハットン美術館(Clara Hatton Gallery)で行なった展覧会の告知用ポスターである。1984年に他の作家(ウォーホル、ローゼンクイスト)のポスターとともに大学から直接購入した。何枚か知り合いに譲り、最後の一枚を記念に持っていたのだが、懐具合が悪化し、それも手放してしまった。このポスターはリキテンスタインのオリジナルデザインではなく、リキテンスタインが1965年に版画集「11 Pop Artists」のために制作し、画家の版画の代表作となったシルクスクリーンの版画作品「Sweet Dreams Baby!」を用いている。ポスターの印刷は同州デンバーにあるシルクスクリーン工房を持つ出版社《Lichte Editions, Ltd., Denver)。このポスターはリキテンスタインの版画目録には収録されていないが、人気のある絵柄ということで、今はパブリック・オークションでも500ドルぐらいの値が付く。そこに偽物が入り込む余地があるのだろう。リキテンスタインのサイン入りのものもあったが、価格表がどこかにいってしまったので、はっきりした部数(200部?)は判らない。一枚125ドルぐらいであったと思うが、今はその10倍以上はしているはずである。因みに、ウォーホルのサイン入りのものは確か150ドルで、250部限定の版画ヴァージョン「Kimiko, 1981」(F.S.237)は2500ドルだったと記憶する。

●作家:Roy Lichtenstein(1927-1997)
●種類:Poster
●サイズ:889x616mm
●技法:Silkscreen
●限定:1000
●印刷:Licht Editions, Ltd., Denver, Colorade
●発行:Department of Art, Colorado State University, Fort Collins, Colorado
●制作年:1982
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by galleria-iska | 2016-11-02 20:52 | ポスター/メイラー | Comments(0)
2016年 10月 29日

ジョルジュ・ブラックのポスター「Les peintres témoins de leur temps X°」(1961)

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随分昔の話であるが、初めてパリのルーブル美術館を訪れた時、1953年にお披露目されたアンリ2世の部屋で、ジョルジュ・ブラック(Georges Braque, 1882-1963)が、美術史家で当時フランス美術館総局長の職にあったジョルジュ・サール(Georges Salles, 1889-1966)の依頼を受け、1952年から1953年にかけて制作した三枚のパネルからなる天井画「Les Oiseaux」を見つけ、古典絵画の殿堂であるルーヴルに何故ブラックが、と驚いた覚えがある。自由、また孤高の精神の象徴として見られる鳥は、周知のように、ブラックが1950年代から晩年にかけて版画作品などで繰り返し描いたモチーフである。その中央のパネルのイメージ(注1)を用いて一点のポスター作られた。「フランスの豊かさ(Richesses de la France)」 をテーマに、パリ市立ガリエラ美術館(Musée Galliéra Paris)で1961年に開催された第10回時代の証人画家展(Les peintres témoins de leur temps)の告知用ポスターである。このイメージは展覧会の図録「Richesses de la France」(注2)の表紙(表裏)にも使われている。

パリのムルロー工房(Mourlot Imp., Paris)で印刷されたこのポスター、今から25年以上前に、パリの書店・画廊アラントン(Galerie-Librairie Arenthon)から5枚ほど購入したのだが、ブラックのオリジナル・デザインではなかったので、一枚50フラン(約1250円)で入手することができた。それから四半世紀経って稀少性が高まったのか、今では2万円以上の値が付いている。

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図版:ブラックが描いたルーブル美術館のアンリ2世(Henri II de France, 1519-1559)の部屋の天井画「Les Oiseaux」

●作家:Georges Braque(1882-1963)
●種類:Poster
●サイズ:760x520mm
●技法:Lithograph
●発行:Musée Galliéra/Les peintres témoins de leur temps
●印刷:Mourlot Imp., Paris
●制作年:1961
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                    ブラックの版上サイン

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図版:ブラックの静物画「パレットのある静物(Nature morte à la palette)」を用いたポスター。

展覧会の告知用ポスターは通常一種類だけだが、この年はどいうわけか二種類のポスターが作られている。ひとつは今回取り上げたもので、もうひとつ(図版参照)は、タイポグラフィは全く同じで、ムルロー工房の優れた石版工のひとり、アンリ・デュシャン(Henri Deschamps, 1898-1990)が1960年にブラックの静物画をもとに制作した複製版画「パレットのある静物(Nature morte à la palette)」(注3)を用いたものである。こちらは複製版画の版元であったムルロー工房が独自に制作した可能性がある。

●作家:Georges Braque(1882-1963)
●種類:Poster
●サイズ:725x530mm
●技法:Lithograph
●発行:Musée Galliéra/Les peintres témoins de leur temps
●印刷:Mourlot Imp., Paris
●制作年:1961


注:

1.天井画をモザイクに置き換えた作品「Mosaïque:Deux oiseaux」が制作され、それはブラック邸の庭(写真参照)に設置された
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2.展覧会の図録: "Richesses de la France". Dixième exposition des Peintres Témoins de leur Temps" Cat. expo. Paris, Musée Galliera, Mars-Avril-Mai 1961, 14x21cm, cartonnage éditeur illustré par Georges Braque et imprimé par Mourlot Frères, Paris. 264 pp.
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3.Nature morte à la palette, 1960 Lithographie d'interprétation exécutée par Henri Deschamps d'après Georges Braque signée au crayon par l'artiste et numérotée. Mourlot Imprimeur, Paris. 657 x 554mm.


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by galleria-iska | 2016-10-29 20:01 | ポスター/メイラー | Comments(0)
2016年 10月 26日

ニキ・ド・サンファルのポスター「Museum Jean Tinguely Basel」(2001)

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今回取り上げるのは、スイス バーゼルにあるジャン・ティンゲリー美術館(Museum Jean Tinguely Basel)(註1)が、2001年9月26日から翌年の2月17日という、長期開催を行なった、フランスの戦後を代表する現代美術家ニキ・ド・サンファル(Niki de Saint Phalle, 1930-2002)の初期から晩年に至る芸術活動を俯瞰する展覧会「Niki de Saint Phalle: Werke aus den Jahren 1952-2001」の告知用のポスター、もしくはチラシである。ニキがポスターのデザインに加わったかどうかは不明である。この展覧会は、ニキから400点に及ぶ作品の寄贈を受けて、2001年の初めにドイツ ハノーファーのシュプレンゲル美術館(Sprengel Museum Hannover)に寄贈(註2)で開催されたニキの大規模な展覧会「La Fête - Die Schenkung Niki de Saint Phalle, Werke aus den Jahren 1952–2001」(註3)の巡回展である。裏面にはニキの略歴を初め、展覧会の案内、付随する行事や出版の案内等が記されている。

ポスターに使われているのは、ニキの夫で1991年に亡くなったスイス出身の画家、彫刻家ジャン・ティンゲリー(Jean Tinguely, 1925-1991)へ捧げるために1992年に制作したニキが《Tableaux éclatés》と呼ぶ、動くレリーフ作品「Méta-Tinguely」(註3)である。

●作家:Niki de Saint Phalle(1930-2002)
●種類:Poster
●サイズ:420x297mm
●技法:Offset
●発行:Museum Jean Tinguely Basel
●制作年:2001
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                        ポスターの裏面


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ジャン・ティンゲリー美術館版の画集「Niki de Saint Phalle: Werke aus den Jahren 1952-2001」。ニキの彫刻作品の写真を用いたシュプレンゲル美術館とドイツの大手美術出版社ハッチェ・カンツ社(Hatje Cantz Verlag, Ostfildern-Ruit)発行の画集とは異なり、表紙はニキのオリジナル・デザイン。

註:

1.1996年、スイスのメンドリソ-ティチノ-出身の建築家マリオ・ボッタ(Mario Botta, 1943-)の設計でスイスのバーゼルに開館した「ティンゲリー美術館」は、ティンゲリーのキネティック・アート(動く美術作品)が多数展示されている。

2.この寄贈に関して、ニキは次のような言葉を残している
:《I am honored and happy that the Sprengel Museum Hannover has accepted my donation. I have a great admiration for the museum and a very special feeling for Hannover.》

展覧会に際して、シュプレンゲル美術館(図版左:ソフトカバー)とハッチェ・カンツ社(図版右:ハードカバー)から大部の画集「La Fete: Die Schenkung Niki De Saint Phalle Werke Aus Den Jahren 1952-2001」が発行されている。240x300mm、371ページ
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3:シュプレンゲル美術館での展覧会「La Fête - Die Schenkung Niki de Saint Phalle, Werke aus den Jahren 1952–2001」図録。表紙はニキのオリジナル・デザイン。
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4.この作品はニキがフランス ニースにあるニース近代・現代美術館(Musée d'art moderne et d'art contemporain de Nice)に寄贈したもの。Jean III (Méta-Tinguely), peinture, bois, éléments métalliques et moteurs électriques sur bois:185 × 123 × 21 cm.
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by galleria-iska | 2016-10-26 14:05 | ポスター/メイラー | Comments(0)
2016年 10月 14日

マルクス・レーツのポスター「Der Hang zum Gesamtkunstwerk」(1983)

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前回取り上げたチューリッヒ美術館(Kunsthaus Zürich, Heimplatz 1, CH-8001 Zürich )で1985年に開催されたマリオ・メルツ(Mario Merz, 1925-2003)の展覧会の告知用ポスターと同じフォーマット(1280x900mm)のポスターがもう一点あったので、今回はそれを取り上げてみたい。こちらは同じくチューリッヒにある現代美術の展覧会に特化したアート・センター、クンストハレ・チュー リッヒ(Kunsthalle Zürich, Limmatstrasse 270, 8005 Zürich)で開催された展覧会「総合芸術へ向かって(Der Hang zum Gesamtkunstwerk)」(註1)の告知用ポスター。この展覧会は、ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner, 1813-1883)の没後100年にあたり、ワーグナーが提唱した総合芸術(Gesamtkunstwerk)を再考するために、同館で1981年より1991年までインデペンデント・キュレーターとして活動していたハラルド・ゼーマン(Harald Szeemann, 1933-2005)によって企画されたもの。ポスターのデザインは、ベルン近郊の町、ビューレン・アン・デア・アーレ(Büren an der Aare)出身の画家で彫刻家、イラストレーターのマルクス・レーツ(Markus Raetz, 1941-)が行なっており、印刷はキース・ヘリングやアンディ・ウォーホルなどのポスターも手掛けたヒンターカッペレンのシルクスクリーン工房、アルビン・ウルドリー(Serigraphie Uldry AG, Hinterkappelen)によるもの。このポスターにはデュッセルドルフ美術館およびラインラント及びヴェストファーレン地方芸術協会での展覧会向けに作られたヴァージョンも存在している。

マルクス・レーツはその“だまし絵”的な表現方法で知られる現代美術作家であるが、新表現主義(ニューペインティング)がもてはやされた時期に制作されたこのポスターの構図は、どこか宗教画を思わせるが、展覧会の副題「Europäische Utopien seit 1800」にあるように、ユートピアに対する作者のストレートな感情や想いがそのまま表出されている。一方で、その虹にも似た《色環》に、ドイツ・ロマン主義を代表する画家で、総合芸術の先駆者とも言われるフィリップ・オットー・ルンゲ(Philipp Otto Runge, 1777-1810)がその色彩論の中から生み出した《色球体》との関連性を求めるのは、いささか性急であろうか。

●作家:Markus Raetz(1941-)
●種類:Poster(Plakat)
●サイズ:1280x902mm
●技法:Offset
●発行:Kunsthalle Zürich
●印刷:Serigraphie Uldry AG, Hinterkappelen
●制作年:1983
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註:

1.
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「Der Hang zum Gesamtkunstwerk:Europäische Utopien seit 1800」展の図録、511ページ、300x210mm、Verlag Sauerländer, Aarau, 1983(Ausstellungskataloge Kunsthaus Zürich, Städtische Kunsthalle Düsseldorf und Museum moderner Kunst in Wien 1983)。ポスターと構図は同じだが、細部が異なるので、図録に描き直した(?)のかもしれない。同展はその後、ドイツのデュッセルドルフ美術館およびラインラント及びヴェストファーレン地方芸術協会、オーストリアのウィーン現代美術館及び20世紀美術館に巡回(Der Hang zum Gesamtkunstwerk. Kunsthaus Zürich, 11. Februar bis 30. April 1983, Städtische Kunsthalle und Kunstverein für die Rheinlande und Westfalen, Düsseldorf, 19. Mai bis 10. Juli 1983, Museum Moderner Kunst, Museum des 20. Jahrhunderts, Wien, 10. September bis 13. November 1983)

《1800年以降のヨーロッパのユートピア(Europäische Utopien seit 1800)》との副題が付いたこの展覧会は、新たな社会への社会的な現実の変革を指し示すために、審美的な効果に展示物を制限せず、《Johann Georg Sulzer - Etienne-Louis Boullee - Charles Fourier - Philipp Otto Runge - Karl Friedrich Schinkel - Richard Wagner - Ludwig II. - Henry David Thoreau - Gottfried Keller - Henry Dunant - Ferdinand Cheval - Antoni Gaudi i Cornet - Rudolf Steiner - Adolphe Appia - Gabriele D'Annunzio - Adolf Wölfli - Fidus - Peter Behrens - Der italienische Futurismus - Wassily Kandinsky - Alexander N. Skrjabin - Arnold Schönberg - Piet Mondrian - Kasimir Malewitsch - Marcel Duchamp - Francis Picabia - Erik Satie - Dada Zürich und Berlin - Kurt Schwitters - Wladimir Ewgrafowitsch Tatlin - El Lissitzky - Rudolf von Laban - "Die Gläserne Kette" - Staatliches Bauhaus - Walter Gropius - Johannes Itten - Oskar Schlemmer - Laszlo Moholy-Nagy - Dominik Keller, "Gesamtkunstwerke" in der amerikanischen Kinolandschaft der zwanziger Jahre - Antonin Artaud - Armand Schultheis - Robert Garcet - John Cage - Alexandre Spengler - Joseph Beuys - Marcel Broodthaers - Hans Jürgen Syberberg - Hermann Nitsch - Anselm Kiefer》等による“総合芸術"として、1790年から1983年に至るまでの約300点におよぶオブジェ、建築モデル、スコア、図面、絵画によって、ヨーロッパにおけるユートピアを描き出そうとするものであった。
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by galleria-iska | 2016-10-14 21:55 | ポスター/メイラー | Comments(0)
2016年 10月 12日

マリオ・メルツのポスター「Kunsthaus Zürich」(1985)

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イタリアのアルテ・ポーヴェラ(貧しい芸術)を代表する作家のひとり、マリオ・メルツ(Mario Merz, 1925-2003)の作品を始めて見たのは、イギリスのロンドンにあるアートセンターICA(The Institute of Contemporary Arts)を参考にしたのだろうか、1986年に私の出生地である名古屋市北区の繊維工場跡に設立されたICA.Nagoyaでの個展であった。1988年頃のことだったと思う。ガラスと金属を組み合わせて作ったイグルーと呼ばれるエスキモーの半円球の氷の家をもとにした作品などであったが、ガラスの鋭角的な形状が生理的に受け付けない体質のようで、息苦しくなってしまい、早々に退散したのを覚えている。このポスターはそれより三年前の、1985年の4月3日から5月27日にかけて、スイス最大の都市チューリッヒにあるチューリッヒ美術館(Kunsthaus Zürich, Zürich)で行なわれたメルツの個展に際し、メルツ自身がデザインを行なったオリジナル・ポスターである。半円球をしたイグルーを三つ重ねたような図形は、直接的な関連性はないが、エッシャーが1945年に制作した木版画「三つの球体I」想起させる。スイスの美術館が出すポスターはサイズの大きなものが多く、このポスターも縦が一メートルを優に超すサイズで、写真撮影が非常に厄介なのだが、評価の方は今ひとつ(?)、といったところ。

●作家:Mario Merz(1925-2003)
●種類:Poster
●サイズ:1280x906mm
●技法:Offset+Silkscreen
●発行:Kunsthaus Zürich, Zürich
●制作年:1985
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メルツはポスターの原画を筆とエアーブラシを使って即興的に描いており、画面上部には作家名《Mario Merz》が入れられている。
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画面下部には展覧会会場《Kunsthaus Zürich》 が記されているのが、なんとか読み取れる。
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by galleria-iska | 2016-10-12 20:45 | ポスター/メイラー | Comments(0)
2016年 10月 05日

A.R.ペンクのポスター「Josef-Haubrich-Ksthalle Köln」(1981)

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洞窟壁画を思わせる棒状の人物表現で知られるドイツ人画家、版画家、彫刻家、そしてジャズ・ドラマーでもあるA.R.ペンク(A.R.Penck, 1939-)ことラルフ・ヴィンクラー(Ralf Winkler)は1938年、第二次世界大戦末期、連合国軍の無差別爆撃により一説には10万人以上とも言われるの死者を出した旧東ドイツの都市ドレスデン(註1)に生まれた。ペンクのトレードマークとも言える棒状の人物表現は、1963年から1972年までの東ベルリンでの活動の中で生み出された。A.R.Penckという別称は1966年に、ドイツの地理学者dで地質学者のアルブレヒト・ペンク(Albrecht Penck、1858–March)に因んで付けられたもので、自身の名Ralfの頭文字を加えている。1980年、東ドイツでの活動の限界を感じ、西ドイツに移住。1988年に国立デュッセルドルフ芸術アカデミー(Kunstakademie Düsseldorf)の教授として招聘される。その年、日本の現代美術作家、奈良美智(Yoshitomo Nara, 1959-)が入学、ペンクに師事し、1993年にマイスターシュウラー取得している。

このポスターはペンクが西ドイツに移住した翌年に、ケルンのヨゼフ・ハウブリッヒ・クンストハレ(Josef-Haubrich-Kunsthalle Köln)で絵画とドローイングの個展「A. R. Penck: Gemälde und Handzeichnungen」を開催した際の告知用ポスターである。デザインはもちろんペンク自身が行なっている。この作品はペンク作品の核を成す社会的、政治的意図を基にしたものではないようで、明るく楽しげな身振りには音楽的な要素を見出すことが出来るとともに、キーズ・ヘリング(keith Haring, 1958-1990)にも通じるユーモアも感じさせる。印刷はシルクスクリーンによるものだが、我々がよく知るところのインクが厚く乗ったものではなく、ぱっと見、リトグラフと勘違いしてしまうかもしれない。このポスター以外にも、ペンクは自身の個展の告知用ポスターやLPアルバムのカバーアートを数多くデザインしているが、日本での紹介は限られているようである。

●作家:A.R.Penck(1939-)
●種類:Poster(Plakat)
●サイズ:1219x845mm
●技法:Silkscreen
●発行:Josef-Haubrich-Kunsthalle Köln
●制昨年:1981
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註:

1.アメリカの小説家カート・ヴォネガット・ジュニア(Kurt Vonnegut Jr.,1922-2007)は捕虜として連行されていたドレスデンでこの爆撃を経験し、その体験をもとに代表作となるSF小説『スローターハウス5(Schlachthof Fünf)』を1969年に執筆、1970年、ヒューゴー賞を受賞している。
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by galleria-iska | 2016-10-05 12:52 | ポスター/メイラー | Comments(0)