ガレリア・イスカ通信

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2010年 10月 02日

ロバート・メイプルソープ展招待状「Robert Miller Gallery」(1987)

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1987年にロバート・ミラー・ギャラリーで開催されたロバート・メイプルソープ展のオープニングへの招待状。二つ折り。額装された状態の「Mercury」が表紙に使われている。メイプルソープは、ブラインドの前に置かれたマーキュリーの彫像を上部から意図的に強めの照明を当てて撮ることで強いコントラストのネガを作っているように思われる。そのネガから、彫像部分を覆い焼きすることで、柔らかい影の中にデリケートな諧調を生み出す一方、ブラインドの白と黒のストライプがそのデリケートな諧調を際立たせるとともに、奥行きを無くし、3D映像のように彫像を画面の前へと押し出す働きをしている。この写真は注文によって撮られたらしく、一点もので、麻布にプラチナプリントで焼かれ、紫色に染められた綿布とともに、メイプルソープの特注の黒塗りのフレームに額装されている。

●作家:Robert Mapplethorpe(1946-1989)
●種類:Invitation
●サイズ:147x250mm(295x250mm)
●技法:Offset
●発行:Robert Miller Gallery, New York
●制作年:1987

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# by galleria-iska | 2010-10-02 23:27 | ロバート・メイプルソープ関係 | Comments(0)
2010年 10月 02日

ロバート・メイプルソープ展招待状「Robert Miller Gallery」(1988)

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1988年の3月から4月にかけてロバート・ミラー・ギャラリー(Robert Miller Gallery)で行なわれたロバート・メイプルソープの写真展「New Work in Color」のオープニングへの招待状。この展覧会では、ダイトランスファー(Dye transfer print)による花のカラー写真を発表し話題となった。メイプルソープは、その絶頂期から死の匂いを放つ宿命を持つ花の形態に官能的なエロスを見い出し、それを最大限に引き出す構図を創り出したている。そこには純潔で可憐な美しさという言葉で形容される日々の生活の中にある花のイメージは無く、狂おしく抱きあう愛の一瞬が昇華された姿で投影されており、見る者は心の内にその意味を知ることになる。

●作家:Robert Mapplethorpe(1946-1989)
●種類:Invitation
●サイズ:203x152mm(203x304mm)
●技法:Offset
●発行:Robert Miller Gallery, New York
●制作年:1988
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# by galleria-iska | 2010-10-02 22:31 | ロバート・メイプルソープ関係 | Comments(0)
2010年 10月 01日

ロバート・メイプルソープ展の招待状「Galerie Pierre Huber」(1987)

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スイスのジュネーヴにあるピエール・フーバー画廊(Galerie Pierre Huber)で、1987年11月から翌88年の1月上旬にかけて行なわれたロバート・メイプルソープの写真展のヴェルニサージュへの招待状。1987年2月22日に胆嚢の手術の経過が悪く58才で急死したアンディ・ウォーホルの死の一年前の1986年に撮られた肖像写真が使われている。メイプルソープはこの写真を絹布にプラチナプリントで焼付け、それを十字形の特製フレームの中心に嵌め込んでいる。それはあたかもウォーホルというアイコンを祀るようにも見え、一時物議をかもした。トレードマークにもなった銀髪の鬘を着け、レンズを凝視するウォーホルの姿には何の演出も無く、素顔のウォーホルがそこに在るように見える。当然のことながら、この時点ではウォーホル当人に死の意識は微塵もないが、見るものが期せずしてウォーホルの肖像に何か不吉な影をみてしまうのは、1986年にエイズであることを宣告され、死への恐怖の秒読みが始まっていたメイプルソープの精神状態が、そこに投影されているに他ならない。メイプルソープの肖像写真は、被写体の人格の表象としてある通常の肖像写真とは違い、対象としての被写体の仮面を付け、そこに自己投影を行なうという、ある種のナルシズムによって画面を成立させており、ここに写し出されているウォーホル像は、自らの死の影を投影したメイプルソープ自身の自画像であるがために、結果として、ウォーホル像を死の影が纏わり付く予言的な肖像写真としてしまう結果になってしまったのである。

ウォーホルのこの肖像写真は、メイプルソープの主要な写真集には必ずといっていいくらい収録されているが、ロンドンのナショナル・ポートレイト・ギャラリーで1988年に開催されたメイプルソープの写真展「Photographs by Robert mapplethorpe 1975-87: Mapplethorpe Portraits」の際に刊行された写真集の図版が、最も正確にデリケートな光の諧調を再現しており、ウォーホルの澄んた瞳は、巷間騒がれるスキャンダラスな側面とは別の、ひ弱ではにかみやの心を映し出しているように見える。

●作家:Robert Mapplethorpe(1946-1989)
●種類:Invitation
●サイズ:160x160mm
●技法:Offset
●発行:Galerie Pierre Huber, Geneva
●制作年:1987

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# by galleria-iska | 2010-10-01 22:08 | ロバート・メイプルソープ関係 | Comments(0)
2010年 09月 30日

ロバート・メイプルソープ展招待状「Robert Miller Gallery」

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ニューヨーク五番街に展示スペースを構えるロバート・ミラー・ギャラリーで行なわれたメイプルソープ展のオープニングへの招待状。展覧会の開催年は不明。皮製の何やら怪しげな仮面を着けた黒人の若者が壁のようなものに手を付き、こちらを見据えているのだが、その青年の身体の大部分は壁の向こう側に隠れている。しかしその壁は、写真の世界の中にあるものではなく、写真の外側にある別の空間で、壁に掛けた青年の指は、二次元の空間の中に内と外という異なる次元を共存させる役割を果たし、更には、わたし達の居る世界へと、そのイリュージョンを押し広げ、黒い縁取りが、この写真を一種の騙し絵に仕立てている。この招待状は、このまま大きなサイズに拡大すれば、インパクトのあるポスターになる。

●作家:Robert Mapplethorpe(1946-1989)
●種類:Invitation
●サイズ:195x153mm
●技法:Offset
●発行:Robert Miller Gallery, New York
●制作年:(?)
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# by galleria-iska | 2010-09-30 23:15 | ロバート・メイプルソープ関係 | Comments(0)
2010年 09月 28日

キース・へリングの缶バッジ「Pop Shop Buttons, Part I」

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キース・へリングのポップ・ショップ(Pop Shop)で販売されていた缶バッジの幾つかをピックアップしてみた。左上のポップ・ショップのロゴマーク(地の色が白や黄色のものもある)以外は、ドローイングやペインティングに繰り返し登場する図像(アイコン)であり、移動しながらある特定のメッセージを発信するピクトグラムとしても機能するように考えられている。ポップ・ショップの開店(1986年)に合わせてデザインされ製作された初期のタイプから現在に至るまで、基本図形は変わらないが、バッジの形状や配色、版権の表記などに変化がみられる。

ここで取り上げたものは全て25ミリサイズの缶バッチ(one-inch-button)で、缶バッジとしては一番小さいサイズのもの。
各段左から右へ
上段:
● Pop Shop Logo: © K.HARING 1986
● Crossed Fingers: © K.Haring
● Double Man: © K.Haring ’87 《USA》®

中段:
● Barking Dog in white: © KEITH HARING ’86
● Two men crossing(Resurrection?): © K.HARING ’88
● Radiant Baby: 1984 © KEITH HARING

下段:
● Dancing Dog in orange: © K.HARING 1988
● Barking Dog in balck: KEITH HARING
● Dancing Dog in green: © K.HARING 1988
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# by galleria-iska | 2010-09-28 22:47 | キース・へリング関係 | Comments(0)