2018年 03月 09日
愛らしい小鳥の家族を描いたこの蔵書票は依頼主(票主)の家族を想像させる。木版画の詩人と謳われた清宮質文(Naobumi Seimiya,1917-1991)は1961年にも鳥をモチーフとする蔵書票を手掛けているのだが、そのときは一羽であった。この作品は、その後番いとなり家族が出来た、という時間経過も想像させる。 二点の作品は共に清宮の静謐な作品世界を象徴する青色を基調としており、小鳥が啄ばむ赤い木の実がアクセントになっている。日本書票協会(The Nippon Exlibris Association, Tokyo)から発行された『愛書票暦1961~1964年』に所収。1962年から64年の間に制作されたと思われるのだが、手元に資料が無く、残念ながら制作年を特定することが出来ない。 ●作家:Naobumi Seimiya(1917-1991) ●種類:Ex-Libris ●題名:Ex-Libris Ella Engel from 『Ex Libris Calendar Album 1961-1964』 ●サイズ:51x62mm(フォーマット:77x83mm) ●技法:Woodblock print ●発行:The Nippon Exlibris Association, Tokyo(1957-) 前身:The Nippon Bibliophile Society, Tokyo(1943-1956) ●制作年:1960's(1962~1964)
by galleria-iska
| 2018-03-09 20:40
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