ガレリア・イスカ通信

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2018年 03月 15日

清宮質文の蔵書票(4)「EX-LIBRIS Kaz Tanaka」

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“私は自分を詩人だと思っている”という言葉を残した木版画家、清宮質文(Naobumi Seimiya, 1917-1991)が1961年に制作した蔵書票。日本書票協会発行の『愛書票暦1961-1964年』に所収。この蔵書票は前回取り上げた小鳥を題材とする作品「EX-LIBRIS Ella Engel」(1962年~64年)に先行する作品で、灰青色を基調としており、赤い木の実がアクセントになっている。ただしそこにあるのは、現実の鳥の姿を象ったものではなく、小鳥という存在に寄せた作家の想いである。その意味で清宮が好んで用いる青色は自己のうちにある詩的なイメージを表出するのに適しているのかもしれない。今手元にあるのは二代目で、海外の蒐集家から譲り受けたもの。

●作家:Naobumi Seimiya(1917-1991)
●種類:Ex-Libris
●題名:Ex-Libris Kaz Tanaka from 『Ex Libris Calendar Album 1961-1964』
●サイズ:56x50mm(フォーマット:81x80mm)
●技法:Woodblock print
●発行:The Nippon Bibliophile Society, Tokyo
●制作年:1961
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by galleria-iska | 2018-03-15 13:08 | その他 | Comments(0)


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