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2018年 09月 30日

清宮質文の蔵書票「Ex-Libris Kaz Tanaka(2)」(1961)

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木版画家の清宮質文(Naobumi Seimiya, 1917-1991)が1961年に小鳥をモチーフに制作した蔵書票「Ex-Libris Kaz Tanaka」は既に取り上げているが、今回は、日本書票協会(The Nippon Exlibris Association, Tokyo)発行の『愛書票暦1958-1961年』に所収のもので、和紙に刷られた1961年1月の暦に貼付されている。両者は同じ作品であるが、暦に貼付されたものには純白の和紙が使われ、作家手持分(注1)かと思われる方には生成りの和紙が使われている。

●作家:Naobumi Seimiya(1917-1991)
●種類:Ex-Libris
●題名:Ex-Libris Kaz Tanaka from 『Ex Libris Calendar Album 1958-1961』
●サイズ:56x50mm(フォーマット:86x80mm), Calendar:210x133mm
●技法:Woodblock print
●発行:The Nippon Exlibris Association, Tokyo(1957-) 前身:The Nippon Bibliophile Society, Tokyo(1943-1956)
●制作年:1961
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注:

1.
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by galleria-iska | 2018-09-30 16:17 | その他 | Comments(0)
2018年 07月 16日

レイモン・サヴィニャックの表紙絵「Nouvel Observateur, No.110」(1966)

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昨日は炎天下の中、連れ合いの車に同乗し、三重県立美術館で開催中の展覧会「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」に出掛けた。駐車場には遠方(主に関西圏)からの来館者の車が何台も止まっており、人気の高さを垣間見た。10年ぐらい前にサヴィニャックのブームがあったように記憶するが、今ではすっかり鳴りを潜めている。汗をかきかき階段をのぼって中に入ると、空調が効いていて、ひんやりと気持ちが良かったのだが、それも最初のうち。日曜日にも拘わらず、暑さのせいなのか、はたまた県内での知名度が低いのか、観客はまばらで、作品の細部までゆっくりと観察することが出来たのは良かったが、作品を見ていくうちに寒くなってしまった。

パリ市中に貼られた野外掲示用ポスターの基本フォーマットは160x120cm(実際はそれより小さくなることが多い)で、それが120x80cm、80x60cm、60x40cmとサイズを刻んでいくのであるが、今回の展覧会にはその基本フォーマットを何枚も組み合わせた巨大なサイズのものが何点も展示されており、見応えがあった。サヴィニャックはフランスのアール・デコを代表するグラフィック・デザイナー、カッサンドル(Adolphe Mouron Cassandre、1901–1968)が活躍した時代から少し下った1930年代後半にアールデコ様式のポスターを制作(註1)しているが、時既に遅しといった感で、注目を浴びることはなかったようである。サヴィニャックがポスター作家として世に出るのは1950年代で、「僕は41歳のときにモンサヴォンの牛のおっぱいから生まれたんだ」と自身語っているように、1949年に展覧会用に乳牛と石鹸を組み合わせて描いた「牛乳石鹸モンサボン(Mon Sabon au lait)」のポスターの原画がその切っ掛けを作った。サヴィニャックのポスターの多くは、ベルエポックと呼ばれる19世紀末からの流れを受け、リトグラフで印刷されている。健康的で明るいサヴィニャックの作品にはフランス人特有の風刺や皮肉、ブラックユーモアといった志向性はそれほど顕著ではなく、その辺の癖の無さに物足りなさを感じ、手を出したことはないが、リト刷りポスターを見ると、その手仕事感が時代の雰囲気のようなものを感じさせてくれるし、そこに漂う郷愁感もサヴィニャックの人気の要素のひとつとなっていたのかもしれないと思った。個人的には、以前招待状(註2)と図録を取り上げた、サヴィニャックが1978年にパリに創設されたポスター美術館(Musee De L'Affiche)の開館記念展のためにデザインしたポスター(サイズは117x82cm)が見たかったのだが、残念ながら今回の展覧会には出展されていなかった。ポスター以外にも、雑誌の表紙絵なども何点か見ることが出来た。ここで取り上げるのは、こちらも展覧会には出展されていないのだが、サヴィニャックが1966年のクリスマス時期に依頼を受けた1965年創刊のフランスの左翼系週刊誌『Nouvel Observateur』の表紙絵である。サヴィニャックは、この当時の雑誌の表紙デザインに沿うように、サンタ・クロースに国旗(ヨーロッパの国が中心であるが、アメリカ、中国、ソ連とともに、ベトナムの国旗も入っている)を繋げた旗を回転させて円を作らせている。

●作家:Raymond Savignac(1907-2002)
●種類:Cover art
●サイズ:343x275mm
●技法:Offset
●発行:Le Nouvel Observateur, Paris
●制作年:1966

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サヴィニャックの版上サイン。作家の署名は人生の節目節目で変わることが多いが、サヴィニャックのサインは初期から晩年まで殆んど変わっていない。


註:

1.サヴィニャックは1935年からカッサンドルが1926年に設立した広告デザイン事務所「アリアンス・グラフィック(Alliance Graphique)」でカッサンドルについてポスター制作を学んでいる。

2.
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パリのポスター美術館(Musée de l'Affiche→Musée de la Publicité)で1978年に開催された開館記念展の招待状
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by galleria-iska | 2018-07-16 18:45 | その他 | Comments(0)
2018年 07月 06日

フィリップ・モーリッツの画集「Mohlitz Gravures et Dessins 1963-1982」(1982)

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先月から《Windows Vista》搭載のブラウザー《IE9》があちこちのサイトから締め出しを食っている。決済を伴うサイトは、ほぼ全滅である。予備に導入した《FireFox》も最後通牒を告げてきた。PCはまだまだ使えるのだが、頭(OS)が旧いということで、お払い箱扱いなのである。こんな言葉が思い出される。『老兵は死なず、ただ消え去るのみ』。何かと支障も出てきたので、仕方なく《Windows7》にアップグレードする準備を始めた。まずメールデータを新しいメールソフト《Thunderbird》に移し変える作業を行ったのだが、メールサーバーに接続時の初期パスワードを覚えているわけもなく、ガイドブックを探していると、PCを購入した際の納品書が出てきた。何気に目を通すと、《Windows7》への無料アップグレードのプログラム付きとある。すっかり忘れてしまっていた。慌ててサイトを確認すると、あぁ、なんということか。先月末日(6月30日)で終了してしまっていた!!!。

閑話休題、フランス南西部の都市ボルドーと言えば、19世紀の画家オディロン・ルドン(Odilon Redon, 1840-1916)の生まれ故郷であり、ルドンに銅版画を指導した版画家のロドルフ・ブレダン(Rodolph Bresdin, 1822-1885)も一時期ボルドーに移り住み、ルドンとの歴史的な邂逅を果たした場所として記憶される。その幻想的な画風の流れを汲むと言われる銅版画家フィリップ・モーリッツ(Philippe Mohlitz, 1941-)の名は学生時代に本屋で見た美術専門誌の季刊「みづゑ」(No.827,1974年2月号)のドイツ文学者の池内紀による特集記事によって知ることになったのだが、作品を直に目にすることができたのは、それから10年以上も経った1986年のことで、名古屋で行われた「ボルドー三作家展(ロドルフ・ブレダン、オディロン・ルドン、そしてフィリップ・モーリッツ)」の会場であった。当初の目的はルドンの作品にあったのだが、出品数は少なく、会場の殆んどをモーリッツの作品が占めていた。そこにはモーリッツの最高傑作と云われる1968年制作の「Le pendu(縊死人」(K.19)が二点も出品されており、高いほうの販売価格は45万円だったようにと記憶するが、突然目の前に姿を現したモーリッツのどこか時代錯誤的な画風をそのまま受け止めることができず、違和感を覚えた、というのが正直なところであった。ただし、その驚異的とも言える描写力には驚かされた。モーリッツを手中に収めるまでには未だ暫く時間を要することになる。なにせその頃の関心は一万円前後のアート・ポスターにあったので、モーリッツの版画はとても手を出せる代物ではなかったのである。

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表紙とダストカバーには1971年制作の「Le désert」(K.36)(部分)が使われている。この作品の特徴は海景に用いるような横長のフォーマットであり、それがパノラマ映画のような画面を生み出すのに一役買っている。そして画面を二分するかのように、大地の中央が川の流れ(?)によって侵食され、谷を形成。その谷に沿って視線はその奥に聳え立つアメリカの砂漠地帯で見られるような奇岩、あるいは空に浮かぶ三つの太陽へと導かれる。しかし主役はなんと言っても谷横の巨大な昆虫と思しき生物の死骸である。荒涼とした砂漠のどこにも人の営みなど無さそうにみえるのだが、羽の上に目を移すと、そこにはテントが張られ、谷を少し遡った川岸には何人か人の姿も見える。文明無き後(?)の世界において細々と生をつなぐ人間の姿は、象徴的な意味合いが込められているのかもしれないが、巨大な昆虫と比べると、あまりにも小さい。それは物理的な意味での違いなのか、存在の価値という尺度の違いだろうか。
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前の見返しには1977年制作の「La mobilisation」(部分)が使われ、原寸よりかなり拡大されているが、画面は全く破綻しておらず、ビュランでかくも微細な彫刻が出来るのかと、その精緻な描写力に目を見張る

最初に購入したモーリッツの作品は、単独の版画作品ではなく、フランス文学者で古書蒐集家としても知られる鹿島茂氏の著書「子供より古書が大事と思いたい」にも登場するパリのサン=タンドレ・デ・ザール街の古書店から取り寄せた、ビュランの名手長谷川潔が扉絵を担当し、モーリッツが挿絵を付けたマルセル・べアリュ(Marcel Béalu, 1908-1993)の「Ville volante(飛行する都市)」であった。この挿絵本、本の奥付にあたる部分に記されている挿絵の数は12点となっているのだが、実際に数えてみると11点しかなく、しばしば収集家を混乱させる。しかしながら、紙質を変えて刷られた挿絵のスウィートでは、ひとつの挿絵が二枚に分けて刷られており、それを数に入れると12点となるのである。ただそれはスウィート付きの豪華版を購入しないと判らないため、上記のような混乱を生じさせてしまうのである。

これまでに刊行されたモーリッツの版画の総目録(カタログ・レゾネ)は、1976年、当時、素描や版画のコレクションで世界有数の規模を誇るウィーンのアルベルティーナ美術館の学芸員であった美術史家のヴァルター・コシャツキー(Walter Koschatsky, 1921-2003)が著したラインホルト・ケルステン(Reinhold Kersten)編の「Mohlitz: Werkverzeichnis der Kupferstiche 1965-1976/Mohlitz: Catalogue of the copper engravings 1965-1976」(Offenbach del Meno, Edition Mohlitz- Dahlberg, 1977)のみであるが、如何せん作品の収録期間が短いため、今回取り上げるナチリス出版(Éditions Natiris)から1982年に刊行された「Mohlitz Gravures et Dessins 1963-1982」(注1)の方が良く使われている。今は2010年にメーダー出版(Mader éditions)-2011年に画廊(Galerie Mader)を開設-から刊行された「Philippe Mohlitz: Gravures et dessins 1965-2010」(序文:Maxime Préaud)であるが、共に詳細な作品および出版情報が記載されておらず、使い勝手はあまり良くない。モーリッツも今年齢77を数えることから、完全な形での目録の刊行が急がれる。

●作家:Philippe Mohlitz(1941-)
●種類:Catalogue raisonné
●題名:Mohlitz Gravures et Dessins 1963-1982
●サイズ:248x228mm
●発行:Éditions Natiris(Frédéric Daussy), Paris
●印刷:Imprimerie Abexpress, Bondy
●制作年:1982
モーリッツの作品の中には、漆黒の闇にぽっかり浮かんだり、群雲の中に見え隠れしたり、はたまた朧月のように、霧や靄などに包まれ、霞んで見えたりする、満月の夜の情景を描いた作品が幾つもあり、個人的に好みの作品群となっている。

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この作品「Le temps modernes」(K.64)は、先に挙げたカタログ・レゾネ「Mohlitz: Werkverzeichnis der Kupferstiche 1965-1976」のデラックス版(限定100部)に付けられた。
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後ろの見返しには1978年制作の「La tour」(部分)が使われているが、塔に群がる夥しい兵士たちの織り成す混沌(カオス)は、16世紀ドイツの画家アルブレヒト・アルトドルファー(Albrecht Altdorfer, ca.1480‐1538)の目も眩むような膨大な数の兵士を圧倒的な細部描写で描いた「アレクサンダー大王の戦い」を彷彿させなくもない。



注:

1.「Mohlitz Gravures et Dessins 1963-1982」の続編として1993年に刊行されたのが「Philippe Mohlitz: Gravures 1982-1992. Visions」(Éditions Ramsay, Paris, 1993)である。
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by galleria-iska | 2018-07-06 21:23 | その他 | Comments(0)
2018年 06月 19日

バーバラ・クルーガー「Remote Control:Power, Cultures, and the World of Appearances」(1993)

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1980年代に大きく頭角を現したアメリカのコンセプチュアル・アートの作家バーバラ・クルーガー(Barbara Kruger, 1945-)の作品を見ていて素直に思うのは、粗い画像のモノクロ写真と特徴的な赤地のタイポグラフィを用いて構成されたロシア・アヴァンギャルドのプロバンダ・ポスターであるが、フランス・ステラ(Frank Stella, 1936-)のロシアの幾何学的抽象絵画への歩み寄りと同様、それとの関連性についての言及-敢えて口に出さないでいるのか?-を見つけるのは難しい。しかしながら、クルーガーが1970年代にデザインした書籍のカバー(註1)を見ると、その思いは更に深まる。

クルーガーは高校卒業後、様々な分野で著名人を輩出しているニューヨーク州シラキュースにある私立のシラキュース大学(Syracuse University)に入学する。一年後、父親の死でやむなく籍を離れるが、1965年、ニューヨーク市のグリニッジ・ヴィレッジにある私立のアートとデザインの専門大学パーソンズ(Parsons School of Design)で美術を学び始める。教師には、写真家のダイアン・アーバス(Diane Arbus, 1923-1971)や写真家でグラフィック・デザイナー、アート・ディレクターのマーヴィン・イスラエル(Marvin Israel, 1924-1984)がいた。イスラエルの励ましによって、雑誌のグラフィック・デザインや写真の編集、ブックカバーのデザイナーとして幾つも雑誌社で職を得る一方で、美術雑誌の『アートフォーラム(Artforum)』や『リアルライフ・マガジン(Real Life Magazine)』に映画やテレビ、音楽にかんするコラムを書く。中でも1970年代初頭のブックデザインはフォトコラージュの手法を用いたポスターのような構成となっており、注目に値する。クルーガーは美術家としてニューヨーク市の画廊で1974年と75年に個展を開催するが、1976年、ニューヨークを離れ、カルフォルニアのバークレーに移り、カルフォルニア大学で4年間教鞭を取る。その中で1977年、クルーガーは後の作品に繋がる写真と短文あるいは単語を対位的に配したアーティストブック「Picture/Readings」を出版する。

クルーガーが大量消費や資本主義、フェミニズム、権力など現代社会を取り巻く様々な状況(問題)に主体的かつ直接的にコミットする姿勢は、個人的な生活を基点とする視点から発せられる言葉として、強い意思を感じさせる言葉が選ばれるのだが、モノクロの写真に乗せられる赤地に白抜きのタイポグラフィ(巷ではボックスロゴと呼ばれているらしい)-主にフーツラ・フォント(Futura Bold Oblique)とヘルベチカ・フォント(Helvetica Ultra Condensed)が用いられている-は、ある意味スローガンのような強いメッセージ性を帯びるとともに、赤と黒と白という強いコントラストが生み出す緊張感は見るものに強いインパクトを与える。

1993年にマサチューセッツ工科大学出版局(The MIT Press)から刊行されたこの「Remote Control」は、前述の美術雑誌『Artforum』に"Remote Control(遠隔操作)"と題して掲載されたコラムを始め、その他の雑誌(Esquire, the New York Times, Village Voice)に掲載された記事を集めたもの。装丁は勿論、クルーガー自身によるもの。1990年代の中頃だったと思うのだが、写真を用いた作品を制作していた作家からの依頼で、重要と思われる作家の写真集を探していた。その中で、先に述べたような思いもあって、個人的にクルーガーの作品が気になり、アメリカの美術書専門の書店から購入したのだが、図版などは一切載っておらず、がっかりした覚えがある。その代わりという訳でもないが、1990年にニューヨーク市にある大手美術書出版社ハリー・N・エイブラムス社から刊行された大型の作品集「Love for Sale -The Words and Pictures of Barbara Kruger」(Harry N.Abrams, Inc., New York, 1990)(註2)のソフトカバー版を注文することに。タイトルの「Love for Sale」と聞くと、アメリカの作詞・作曲家コール・ポーター(Cole Porter, 1891-1964)が1930年にブロードウェーのミュージカル「The New Yorkers」のために作詞・作曲した楽曲で、個人的には1958年にキャノンボール・アダレイのリーダー名義で発表されたアルバム「Somethin' Else」(Blue Note 1595)や1979年に日本で編集され、版画家の池田満寿夫(Masuo Ikeda, 1934-1997)がカバーアートを担当したマイルス・デイヴィスのアルバム「1958マイルス(1958 Miles)」(CBS/Sony)に収録されたものが思い出されるが、《売春婦》の視点を歌ったこの楽曲を、フェミニズムの視点から捉えれば、明らかに性差別の問題を孕んでおり、クルーガーが用いた両手で顔を覆う写真は、男を挑発する言葉(歌詞)のその背後にある生の声を表現していると見ることが出来るかもしれない。こちらはページ数はさほど多くないが、代表作には大きなスペースが割かれていて、なかなか見応えのある作品集となっている。

●作家:Barbara Kruger(1945-)
●種類:Writings
●著者:Barbara Kruger
●サイズ:235x160mm
●発行:The MIT Press, Cambridge, Massachusetts
●制作年:1993



註:

1.
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クルーガーの作品集「Love for Sale -The Words and Pictures of Barbara Kruger」(Harry N.Abrams, Inc., New York, 1990)掲載の図版:1971年に再版された「Capitalism in Argentine Culture」のカバーデザインである。現物を所持していないので、モノクロ図版を使っているが、実際の下地はオレンジ色。ただ、モノクロ図版の方が、アヴァンギャルド・ポスターのような訴求力を感じさせてくれる。

2.
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●作家:Barbara Kruger(1945-)
●種類:Monograph
●題名:Love for Sale - The Words and Pictures of Barbara Kruger
●著者:Kate Linker
●サイズ:318x267mm
●技法:Offset
●制作年:1990(Paperback edition:1996)
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by galleria-iska | 2018-06-19 18:39 | その他 | Comments(0)
2018年 05月 19日

シャルル・メリヨンの銅版画「Pêcheurs de la Mer du Sud」&「La Brebis et les deux agneaux」(1850)

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晩年に知人を介して知己を得、何度か食事を共にした愛書家で美術史家の故気谷誠(Makoto Kitani, 1953-2008)が愛した作家のひとり、銅版画家シャルル・メリヨン(Charles Meryon, 1821-1868)は1821年、イギリス人の内科医の父とオペラ座の踊り子だった母の間に生まれる。1837年にフランス海軍学校に入学、1839年から1846年にかけて、コルベット艦ル・ラン(Le Rhin)に乗船、世界各地(ニュージーランド、ブラジル、タヒチ)を航海する。1948年に退役後、絵を学び始めるが、色覚障害のため画家の道を諦め、銅版画家ウジェーヌ・ブレリ(Eugène Bléry, 1805-1886)の工房に入り、オールドマスター、殊にオランダ17世紀の海洋画家ゼーマン(Zeeman)こと、レイニエ・ノームス(Reinier Nooms, ca. 1623-1664)や動物画(特に羊)を得意とするアドリアーン・ファン・デ・ヴェルデ(Adriaen van de Velde, 1636–1672)の模刻を通してエッチングの手法を身に付ける。その成果は早速メリヨンの最初のオリジナル作品「Le Petit Pont」(1850~)に現れ、1850年から1854年にかけて制作した22点の連作版画集『パリのエッチング(Eaux-fortes sur Paris)』に結実する。

今回取り上げるのは、フランス19世紀の挿絵入り週刊誌『L'Artiste』ために、前述のゼーマンの原画「南の海の漁師たち(Pêcheurs de la Mer du Sud)」とファン・デ・フェルデの原画「雌羊と二匹の子羊(La Brebis et les deux agneaux)」をもとにしたエッチング2点を一枚の紙に刷ったもので、それぞれ第二ステートである。前者に関して言えば、画面左下に刻まれたメリヨンのモノグラム・サイン(C.M.-)が第二ステートでは"M."の後に"éryon"が別人の手で加えられ、"C.M.éryon"(註1)となっており、その刷りが東京の国立西洋美術館(The National Museum of Western Art, Tokyo)にも収蔵されている。ところが、この刷りでは、変更前の"C.M.-"のままであり、茶色のインクを用いて刷られた決定段階の前の試し刷りではないかと思われる。

●作家:Charles Meryon(1821-1868)
●種類:Print
●題名:"Pêcheurs de la Mer du Sud(South Sea fishers )", d'après Zeeman & "La Brebis et les deux agneaux(The ewe with two lambs)", d'après Adriaen Van de Velde
●サイズ:313x232mm(Pêcheurs de la Mer du Sud, 68x122mm, La Brebis et les deux agneaux, 79x105mm)
●技法:eaux-forte(etching)
●発行:La revue L'Artiste(une revue hebdomadaire illustrée française publiée de 1831 à 1904)
●制作年:1850
●目録番号:Schneiderman 18 & 8
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Pêcheurs de la Mer du Sud, 68x122mm, 1850(Schneiderman 18)
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La Brebis et les deux agneaux, 79x105mm, 1850(Schneiderman 8)
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註:

1.
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図版:第一ステートではモノグラム・サイン(C.M.-)だったものが、"M."の後に"éryon"が別人の手で加えられ、"C.M.éryon"となった第二ステートの決定段階の刷り(部分)。
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by galleria-iska | 2018-05-19 14:47 | その他 | Comments(0)
2018年 04月 12日

フィリップ・モーリッツの年賀状「Carte de vœux 1972」(1971)

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昨年ぐらいからフランスのネットオークションに何度も登場するフランスのボルドー市在住の銅版画家フィリップ・モーリッツ(philippe Mohlitz, 1941-)の1972年の年賀状(註1)。鉛筆による署名が成され、70部限定とそれほど多くない。出品者のひとりは最初150ユーロとそこそこの値を付けていたが、落札者が現れなかった。そこで低い金額からの入札に変えたのだが、希望金額には届かず、再出品となったのだが、同じことを何度を繰り返すものだから、ますます値が上らなくなってしまった。最終的どうなったのかは不明。今年になって別の出品者が成り行きで出品するも、前のごたごたが影響したのか、金額が伸びずに終了してしまった。

年賀状が制作された1970年代初頭はモーリッツにとって稔り多き時期で、数多くの秀作を生み出している。ビュランは頗る繊細で、髪の毛よりも細い線を幾重にも重ねた画面は驚異としか言いようがない。この年賀状も、濃密な画面ではないものの、その時期の特徴をよく示している。メカニカルなものに興味を持つモーリッツの遊び心が発揮された画面は設計図のような透視画となっているが、それにはまた、メメント・モリ、死を想えという意味が込められているように思われる。というのも当時は激化の一途を辿るするベトナム戦争の最中であり、フランス国民も大きな関心を持っていたからである。それに対して、左側の余白にはモーリッツにしては珍しい水彩によるカットが添えられている。これもリマーク(Remarque)と呼ばれる版画の余白部分に描かれた絵や文字のひとつとであろうか。淡彩で即興的に描かれているのは、平和の象徴であるオリーブの木の枝を咥えた鳩かと思われるが、その儚さや脆さも表しているようにも見える。

画面左下には、一瞬インクの汚れかと思ってしまうのだが、大いなるビュランの先達アルブレヒト・デューラー(Albrecht Dürer, 1471-1528)への敬意と挑戦か、1960年代の短い期間だけ使っていたフィリップ・モーリッツの頭文字〈P〉と〈M〉と組み合わせたモノグラムのサインが入っている。

●作家:Philippe Mohlitz(1941-)
●種類:Carte de vœux
●サイズ:96x193mm(image:83x114mm)
●技法:Burin et pointe sèche, aquarelle
●発行:Philippe Mohlitz, Bordeaux
●制作年:1971
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そのモーリッツも今年77歳。日本で言うところの喜寿である。それとは関係ないと思うが、今モーリッツの生まれ故郷であるフランス南西部の都市ボルドー市にあるボルドー美術館(Musée des Beaux Arts de Bordeaux)でモーリッツの銅版画の回顧展「フィリップ・モーリッツ-夢泥棒(Philippe Mohlitz - Pilleur de rêves)」(註2)が開催中である。会期は3月2日から6月4日まで。展覧会に際して図録も刊行されており、価格は9.9ユーロ(約1300円)とある。この美術館には一度しか訪れたことがないが、こじんまりとした建物で、そのときはピエール・ボナール展が行われていた。





註:

1.
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図版:年賀状の後に制作されたであろう「36人の登場人物に攻撃される英雄(Héros attaqué par 36 personnages)」の画面に、戦車やガスマスクを装着し戦車を操縦している死の象徴としての骸骨とよく似た人物を見出すことが出来る。"Héros attaqué par 36 personnages"(Kersten 39), 1972, burin et pointe sèche, 212x245mm, Ed50
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部分

2.
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図版:昨年に続き、今年5月26日にフランスで開催される国主催の版画祭(Fête nationale de l'estampe)に関連して、モーリッツの 生まれ故郷にあるボルドー美術館で6月4日まで開催されている銅版画家フィリップ・モーリッツ(Philippe Mohlitz, 1941-)の版画の回顧展 「夢泥棒(Pilleur de rêves)」の広告:Exposition Mohlitz au Musée des Beaux Arts de Bordeaux à l'occasion de la Fête de l'Estampe 2 mars - 4 juin 2018. À l’occasion de l’exposition Philippe Mohlitz. "Pilleur de rêves", un album reproduisant les œuvres de l’exposition est spécialement édité. Textes de Maxime Préaud, Johanna Daniel, Robert Coustet et Françoise Garcia. 52 pages. Format 26 x 26 cm. Tarif : 9,90 €. Edition du musée des Beaux-Arts de Bordeaux.
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by galleria-iska | 2018-04-12 18:39 | その他 | Comments(0)
2018年 03月 15日

清宮質文の蔵書票(4)「EX-LIBRIS Kaz Tanaka」

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“私は自分を詩人だと思っている”という言葉を残した木版画家、清宮質文(Naobumi Seimiya, 1917-1991)が1961年に制作した蔵書票。日本書票協会発行(The Nippon Exlibris Association, Tokyo)
の『愛書票暦1958-1961年』に所収。この蔵書票は前回取り上げた小鳥を題材とする作品「EX-LIBRIS Ella Engel」(1962年~64年)に先行する作品で、灰青色を基調としており、赤い木の実がアクセントになっている。ただしそこにあるのは、現実の鳥の姿を象ったものではなく、小鳥という存在に寄せた作家の想いである。その意味で清宮が好んで用いる青色は自己のうちにある詩的なイメージを表出するのに適しているのかもしれない。今手元にあるのは二代目で、海外の蒐集家から譲り受けたもの。

●作家:Naobumi Seimiya(1917-1991)
●種類:Ex-Libris
●題名:Ex-Libris Kaz Tanaka from 『Ex Libris Calendar Album 1958-1961』
●サイズ:56x50mm(フォーマット:86x80mm)
●技法:Woodblock print
●発行:The Nippon Exlibris Association, Tokyo(1957-) 前身:The Nippon Bibliophile Society, Tokyo(1943-1956)
●制作年:1961
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by galleria-iska | 2018-03-15 13:08 | その他 | Comments(0)
2018年 03月 09日

清宮質文の蔵書票(3)『EX-LIBRIS Ella Engel』(1960's)

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愛らしい小鳥の家族を描いたこの蔵書票は依頼主(票主)の家族を想像させる。木版画の詩人と謳われた清宮質文(Naobumi Seimiya,1917-1991)は1961年にも鳥をモチーフとする蔵書票を手掛けているのだが、そのときは一羽であった。この作品は、その後番いとなり家族が出来た、という時間経過も想像させる。

二点の作品は共に清宮の静謐な作品世界を象徴する青色を基調としており、小鳥が啄ばむ赤い木の実がアクセントになっている。日本書票協会(The Nippon Exlibris Association, Tokyo)から発行された『愛書票暦1961~1964年』に所収。1962年から64年の間に制作されたと思われるのだが、手元に資料が無く、残念ながら制作年を特定することが出来ない。

●作家:Naobumi Seimiya(1917-1991)
●種類:Ex-Libris
●題名:Ex-Libris Ella Engel from 『Ex Libris Calendar Album 1961-1964』
●サイズ:51x62mm(フォーマット:77x83mm)
●技法:Woodblock print
●発行:The Nippon Exlibris Association, Tokyo(1957-) 前身:The Nippon Bibliophile Society, Tokyo(1943-1956)

●制作年:1960's(1962~1964)
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蔵書票に作家が署名を入れることはあまりないが、この作品では作家は自身の名前のイニシャル《N》を画面右下に入れている。
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by galleria-iska | 2018-03-09 20:40 | その他 | Comments(0)
2018年 03月 03日

清宮質文の蔵書票(2)「Ex-Libris Ueda」(1969)

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静謐な画面に漂う詩情が時代の流れを超えて見る者に訴えかける木版画家の清宮質文(Naobumi Seimiya, 1917-1991)が手掛けた蔵書票(ex libris)は5点ほど知られている。これはその内のひとつで、日本書票協会(The Nippon Exlibris Association, Tokyo)発行の『愛書票暦:1969年~1972年』に所収。艶やかな色調が特徴の、ある意味清宮の画風からは最も遠い作品である。周知のように、蔵書票には誰が見ても分かるように、Ex-Librisという文字と蔵書の持ち主の名前を画面に入れるのが倣いである。日本ではEx-Librisや、そのカタカナ表記である“エクスリブリス”の他、“〇〇蔵”とか“〇〇蔵書”、また“〇〇愛書”という表記の仕方も多く見られる。その意味では、この作品はその約束事に沿っていないのだが、普通に考えれば、この蔵書票の依頼主の名前は“KURA”という人物で、“藏”という旧字体の文字が彫り込まれていると見ることができる。しかしながら、“藏”を依頼主の名前とは見ず、“〇〇蔵”の意と捉えるとすると、何かの理由、もしくは洒落で、敢えて名前を使わず、画面中の赤い丸-清宮がしばしば画面に描き入れる天体(月または太陽)ではないかと思われるのだが-と通常ならば依頼主と縁のある事物であるはずの何かの器(ガラス瓶あるいは焼き物?)のように見えるものとの組み合わせで依頼主の名前を言い表している可能性も考えられなくもない(註1)。しかしそれでは、依頼主の自己満足でないなら、見た者が持ち主の名前を推し量ることが難しいので、この見方には、ちょっと無理があるかもしれない。

●作家:Naobumi Seimiya(1917-1991)
●種類:Ex-Libris
●題名:Ex-Libris Ueda from 『Ex Libris Calendar Album 1969-1972』
●サイズ:38x29mm(フォーマット:49x41mm)
●技法:Woodblock print
●発行:The Nippon Exlibris Association, Tokyo(1957-) 前身:The Nippon Bibliophile Society, Tokyo(1943-1956)
●制作年:1969
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註:

1.こちらの推測の方が正解に近かった。この作品の制作意図について作家が語っている言葉が見つかったので、引用しておく:
「票主の上田という文字が簡潔で美しく見えますので、上田蔵そのままを絵にすることにいたしました。これは静物のつもりです」

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by galleria-iska | 2018-03-03 13:47 | その他 | Comments(0)
2018年 02月 12日

フリードリヒ・メクセペルの銅版画「Drei Flaschen」(1967)

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1961年に東西冷戦下のベルリンからドイツ北部の都市ブレーメンの東約15kmにある芸術家村ヴォルプスヴェーデ(Worpswede)にアトリエを移し、ベルリンに再び移り住む1984年まで制作を続けた画家にして版画家のフリードリヒ・メクセペル(Friedrich Meckseper, 1936-)。迷路を初めとして、日時計、球、煙、壜といった、探究心をくすぐる謎を秘めたモチーフを組み合わせて描く作品は、その硬質な表現内容にも拘わらず、“書斎派”と思しき人種の知的好奇心を刺激し、1970年代から80年代にかけて日本でも大くの愛好家を獲得した。しかしながら、その様相はバブルの出現とともに一変してしまったようだ。“知的な遊び”というような大人の趣味性は色褪せ、絵画という虚構世界の構図が崩壊し、即物的な欲望に追い立てられる現在、メクセペルの作品を扱う画廊は数えるほどで、その価格もかつての10分の一ほどになってしまっている。

メクセペルの絵画空間は作家の関心の対象である“物”の組み合わせによって成立しており、シュルレアリスムの手法であるデペイズマンを意識したものでもなく、またアナグラムのごとき意味を転換させる作用はそこにはない。ただ、そこに何かしらの“付随的なもの(インシデント)”が組み込まれることで、静物画という静止した時空間に変化を与えている。

先に挙げたようなメクセペルの科学的な志向を反映していると思われる無機質な物を組み合わせた静物画は、どこかモランディの静物画の発想にも通じるものがあるようにも思われる。実際、1959年にはモランディの銅版画を思わせるモノクロームの銅版画作品「Flaschen」(Cramer 26)を描いている。ただ、モランディとは対照的に、正確に引かれた描線はいかにもドイツ的精神を感じさせるものがある。今回取り上げる、古いワイン壜のような、ずんぐりとした壜を描いた「三つの壜(Drei Flaschen)」は1967年に制作された銅版画で、それぞれの壜の左手前には色の異なる球体が置かれている。メクセペルにとって球体は完結した宇宙なのか、ひとつの観念の総体であるのか、いつも何かに寄り添うように置かれている。そこにアクアチントによる濃淡が空間を演出し、静物画を成立させているのだが、よく見ると、それも何かの枠組みであることが判る。1970年代、80年代を通して、私のような田舎者にとってメクセペルは高嶺の花であったのだが、その価格は今も緩やかに下降を続けており、20世紀美術が篩いに掛けられる中、もはやその下限に達しているのではないかとさえ思われる。今手元にあるのは、限定番号の振られていない、ドイツ語で試し刷りを意する"Probedruck”というもので、状態に難があるということで、何年か前に、ヨーロッパの業者からポスター並みの価格で手に入れたものである。前にも書いたが、メクセペルは版画家になる前に機関車の技師になろうとしていたほどの機械好きで、蒸気船を建造したり、ついには蒸気機関車を購入してしまうのだが、そんなメクセペルの正確な描線に感心しながらも、同時代性というか、作家が放つ磁力が弱まり、何かが抜け落ちてしまっているようにも思えてしまうのである。

●作家:Friedrich Meckseper(1936-)
●種類:Print
●題名:Drei Flaschen
●技法:Radierung(Strichätzung, Aquatinta, Kaltnadel, Sandpapier auf Kupfer)
●サイズ:365x498mm(Format:533x705mm)
●限定:75 + X
●発行:Edition Rothe, Heidelberg
●制作年:1967
●目録番号:Cramer 87
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陰影を付けたり、立体感を生み出すために使われるハッチングやクロスハッチングは、職人としての彫版師にとって必要不可欠な技法であり、デューラーのごとき超絶技巧とまではいかないにしても、メクセペルも巧みにこなしている。しかし一方で、画面から生気が失われ、一本調子になってしまうきらいがある。アクアチントによる陰影法はその弱点を補っているとも言える。
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by galleria-iska | 2018-02-12 13:27 | その他 | Comments(0)