ガレリア・イスカ通信

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カテゴリ:案内状/招待状関係( 78 )


2018年 02月 27日

ジャスパー・ジョーンズの招待状「Brooke Alexander, Inc.」(1977)

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1968年に現代美術の作家の版画やマルティプルの出版を手掛ける版元としてスタートとしたニューヨーク市のブルック・アレクサンダー(Brooke Alexander Inc., New York)はその後、絵画や彫刻を扱う画廊として大きく発展。現在は画廊と出版部門を分離し、それぞれの特徴を生かした活動を行っている。今回取り上げるのは、1977年11月15日から翌年1月7日までブルック・アレクサンダー画廊で開催されたジャスパー・ジョーンズ(Jasper Johns, 1930-)の展覧会「Jasper Johns/Screenprints」 の招待状として作られたもので、展覧会に合わせて出版された図録(註1)の表紙「ジャスパー・ジョーンズのオリジナルのシルクスクリーン・プリント:Untitled(ULAE S.13), 1977」と同じイメージが使われている。展覧会はその後三年半かけて全米各地を巡回している。オフセット印刷のため、表紙と比べると若干色の冴えが落ちるのは仕方ない。表紙と招待状の刷りには、羊皮紙の風合いに似せて作られた半透明の用紙(Patapar printing parchment=硫酸紙)が使われ、ジョーンズのコラージュを用いた絵画作品のような絵の具の厚みや重層的な質感を生み出す効果を果たしているのだが、反面、紙質が硬く、折り目が割れたり、裂けやすいという欠点がある。

この作品のように画面に陰影を付けるために用いる技法であるクロスハッティング(crosshatching)をパターン化した抽象的な絵画作品が最初の現れるのは、1972年に制作された四つのパネルからなる作品「Untitled」の左端のパネルであり、1973年から翌74年にかけて制作された三つのパネルからなる作品「Scent(匂い)」においては画面全体がクロスハッティングによって構成されており、その後10年に渡ってジョーンズの主要なモチーフとなる。その中で特に印象的なのは1977年から制作された「Usuyuki(薄雪)」で、版画作品では、図録の表紙の刷りを行った版画工房シムカ・プリントアーティスツ(Simca Print Artists, Inc., New York)が1981年と82年に、京都で漉かれる黒谷楮紙(Kurotani Kozo paper)を用いて刷り上げた三つのパネルからなる「Usuyuki(薄雪)」が白眉であろうか。この展覧会は丁度「Usuyuki(薄雪)」の制作過程で行われていることになり、図録の表紙は大作への試金石と見ることもできるかもしれない。

ジャスパー・ジョーンズの作品は周知の通り、オークションでも現代美術の落札価格のレコードを更新するほどの作家であることから、到底手の届かない星のような存在であるが、先に挙げた「Usuyuki(薄雪)」もその落札価格が1千万円を超えることから、身近で現物を拝める機会は、まず無い。大分前に手放してしまった1967年制作のモノクロームのリトグラフ「Numbers」(ULAE 33)でさえ500万円近い値で落札されており、二度と手に入れることは出来ないであろう。そういう意味では、表紙と同じイメージを用いたこの招待状は、手元に置き、遥かに遠い巨星に想いを馳せることのできる数少ない資料と言えようか。
●作家:Jasper Johns(1930-)
●種類:Invitation
●サイズ:135x133mm(135x266mm)
●技法:Offset lithograph
●紙質:Patapar printing parchment
●発行:Brooke Alexander Inc., New York
●制作年:1977
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註:

1.ブルック・アレクサンダー画廊で開催されたジャスパー・ジョーンズのシルクスクリーン・プリントに焦点を当てた展覧会「Jasper Johns Screenprints」の図録。図録には1968年から1977年にかけて制作された14点の作品が紹介されており、表紙を含む9点をギャラリー向井の版画工房として1970年に東京とニューヨークに設立されたシムカ・プリントアーティスツ(Simca Print Artists, Inc., New York)が刷りを手掛けている。図録というか、表紙は現在では3000ドルぐらいしているが、当時は一般の美術愛好家や学生にでも手に入れることが出来るようにと10ドル($10)で販売された。254x254mm。
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by galleria-iska | 2018-02-27 22:14 | 案内状/招待状関係 | Comments(0)
2018年 01月 12日

版画の景色展のチラシ(2~4/4)「A View of Prints(2)」(2017)

ある方のご厚意で、「版画の景色展」の残り三種類のチラシを送っていただいた。深く感謝申し上げる。写真画像をアップするので、ご覧頂きたい。

●種類:Flyer
●題名:A View of Prints - The Trajectory of the Gendai Hanga Center
●サイズ:297x205mm(572x205mm)
●技法:FM Screen
●発行:The Museum of Modern Art, Saitama, Saitama
●制作年:2017
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アンディ・ウォーホル「KIKU 2」1983年、技法:シルクスクリーン、サイズ:498x660mm、限定:300、出版:現代版画センター、東京《Andy Warhol "KiKU2"(F.S.II.308) Silkscreen print on BFK Rives, 498x660mm, Ed.300, published by Gendai Hanga Center, Tokyo, 1983》
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菅井汲「スクランブルC」(註1)1976年、技法:シルクスクリーン、サイズ:355x248mm、限定:150、出版:現代版画センター、東京《Kumi Sugai "Scrabble C"(HARA.265) Silkscreen print on KENT paper, 355x248mm, Ed.150, published by Gendai Hanga Center, Tokyo, 1976》
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ジョナス・メカス「セルフ・ポートレイト、ラコステ(サド侯爵の城)の日陰にて」1975年、技法:シルクスクリーン、サイズ:370x510mm、限定:75、出版:現代版画センター、東京《Jonas Mekas "Self Portrait, Lacoste(the Castle of Marquis de Sade)" Silkscreen, 370x510mm, Ed.75, published by Gendai Hanga Center, Tokyo, 1975》



註:

1.菅井汲の作品「スクランブルC」であるが、カタログ・レゾネの欧文タイトルは「Scrabble C」となっており、これを"Scramble"と読み間違えて「スクランブルC」と表記してしまったのだろうか。それとも、日本語のタイトル「スクランブルC」を英訳する際に、"Scramble" とするところを"Scrabble"としてしまったのだろうか。
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by galleria-iska | 2018-01-12 18:42 | 案内状/招待状関係 | Comments(0)
2018年 01月 09日

版画の景色展のチラシ(1/4)「A View of Prints」(2018)

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松の内が過ぎると、毎年同じことを思う。最近は松飾り(門松)を立てる家も少なくなり、正月三が日を過ぎると、慌ただしく(!?)平時に戻ってしまう。スーパーなんぞは元日の朝九時から店を開け、正月気分に水を差すようなことを平気でやってのける。昔は、母親がお節を目一杯こしらえたので、松の内に平らげようと、食っちゃ寝、食っちゃ寝で体重が5kgも増えたこともあったが、この頃は一旦外に出ると、そんなのんびりした気分は、いっぺんに吹き飛んでしまう。この国の拠り所は経済しかないのだろうか...、と。

閑話休題、来週の火曜日(2018年1月16日)に埼玉県立近代美術館(The Museum of Modern Art, Saitama, Saitama)で始まる「版画の気色-現代版画センターの軌跡」展のチラシをいただいた。なかなか手の込んだデザインである。[版]というものの多様性を[文字組]に転換しようとする目論見が背後にあるのだろうか、字体のポイントを頻繁に変え、縦横混在する文字組みには、正直、困惑させられるのだが、一方で、文様らしきものへと変容し、読むという行為を敢えて二次的なものとするという点では、ユニークな試みかもしれない。とは言え、ここぞとばかりに詰め込まれた情報量の多さには驚かされる。PC無くしては処理できそうもない。欧米のそれは、日本人が発明した詩のひとつ「俳句」のような簡潔・簡素なものが圧倒的に多いが、日本のそれは、想像力が入り込む隙間のない、まるで分厚い[取り扱い説明書]を読むような煩雑さで、それだけで会場に行ったような気がしてくる、究極の親切なのだ。チラシは観音開きのような体裁になっており、開くと、内側には現代版画センターの活動を記した年表とともに、出品作家の名前が記載されており、まさに情報の洪水といった感がある。つくづく日本人は活字が好きな民族である。建前と本音によって成り立つ日本社会では、一瞬のうちに消えてしまう話言葉だけでは真意を汲み取るのは難しく、言葉の意味を主体とする中性化された存在(記号)へと変換することで、物事と平衡に向き合えるという側面があるからであろうと、勝手の想像してしまう。

内側にも幾つか図版が掲載されているが、表に一際大きく載っているのは、1981年に現代版画センターから出版された、虹のアーティストとして知られている靉嘔(Ay-O, 1931-)の「大きな透明な木」というシルクスクリーンの大型の版画作品。立体感すら感じさせるインクの乗りが妙に生々しく感じたので、拡大鏡を使って細部を確認したところ、オフセット印刷特有の網点が見えず、ひょっとしたらシルクスクリーンで印刷を行っているのかもしれないと、複製図版と知りながらも、ちょっと感動してしまった。もしそうであれば、美術館の意気込みの強さに感心してしまうのだが、実際はどうなのか確かめたく問い合わせたところ、オフセット印刷のひとつで、FMスクリーンという、微細な大きさの網点をランダムに分布させ、その密度によって濃淡を表現する印刷技術を用いたものであるとのことであった。これもデザイナーの拘りなのかもしれない。チラシは四種類作られ、靉嘔の他、元永定正(Sadamasa Motonaga, 1922-2011)、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol, 1928-1987)、ジョナス・メカス(Jonas Mekas, 1922-)の作品を使ったものがあるとのことであった。

展覧会のテーマとなっている現代版画センターの活動に関しては、よく知らない内に倒産してしまったので、残された活動記録で辿るほかないが、同社が版元となった作品は幾つか持っていたように記憶する。また、同社が倒産した後、1983年から翌84年にかけ開催された「アンディ・ウォーホル展」の際に刊行された図録『アンディ・ウォーホル展 1983-1984 オリジナル入りカタログ』を何冊か購入したのだが、手持ち用も知人に譲ってしまい、一冊も残っていない。ウォーホルが図録用に制作した“菊を”モチーフとするオリジナルのシルクスリーン・プリントが挿入されているためか、この図録、現在は随分と高値で取引されていると聞く。

●種類:Flyer
●題名:A View of Prints - The Trajectory of the Gendai Hanga Center
●サイズ:297x205mm(572x205mm)
●技法:FM Screen
●発行:The Museum of Modern Art, Saitama, Saitama
●制作年:2017
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靉嘔(Ay-O, 1931-)作の「大きな透明な木」1981年、シルクスリーン、90x150cm、限定85部
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by galleria-iska | 2018-01-09 13:11 | 案内状/招待状関係 | Comments(0)
2017年 11月 12日

永井一正ポスター展のチラシ「Himeji City Museum of Art」(2017)

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今日は少し冷たい風が妙に心地よく感じる秋晴れの一日となった。久し振りに文化施設に出向いた後、付設の茶室を訪れ、抹茶を頂いた。目的は本日11月12日に開催初日を迎える日本を代表するグラフィック・デザイナーのひとり、永井一正(Kazumasa Nagai, 1929-)氏の初期から最新作までのポスター500点を展観する展覧会『永井一正 ポスター展』のチラシだ。会場は永井氏が青春時代を過ごした兵庫県姫路市にある姫路市立美術館(Himeji City Museum of Art, Himeji)。《国宝》姫路城近くに建つこの美術館には永井氏から既に200点のポスターが寄贈されており、それに300点を加えた500点が一堂に会するとのこと。チラシとともに、ポスター、チケット、図録のデザインを永井氏本人が出掛けている。永井氏がライフワークとする“生命(Life)シリーズ”の流れに沿って、姫路市を象徴する“姫路城”、別名“白鷺城”を図案化したもので、究極にまで簡素化した中に日本的な美意識とデザインの力強さを感じる美しい作品となっている。しかし、ただ美しいだけではないように思われる。白鷺と小さな鯱(シャチホコ)の対比は、自然の大きさを強調しているようであり、死と生が表裏一体である自然界の摂理を表しているようにも見える。また刷りに関しても、通常のオフセット(註1)ではなく、シルクスクリーンを思わせるインパクトのある仕上がりとなっており、是非手に入れたいと思い、出掛けた次第。

以前、姫路城近くに住んでいる方とコンサート待ちのために立ち寄った喫茶店で偶然お会いしたことがあるが、国宝と言えども、日常の中に溶け込んでしまうと、何の意識もしなくなり、感動もない、とのことであった。人間はその肥大化した脳が故に、繰り返される日々の暮らしに飽き足らず、非日常的な世界や空間を演出したりせねば、目の前にある美に気付かず、果ては生きていることの意味さえも見失ってしまう。それは動物のように生き延びるための厳しい日常の営みとはかけ離れてしまってた人間の、命の根源に対する意識の希薄さに他ならない。永井氏はそうした人間の肥大し暴走する欲望の在り方を省み、地球が生命の星であることの奇跡、そして美とは命の輝きそのものであるということを改めて問い直そうとしているのかもしれない。

●作家:Kazumasa Nagai(1929-)
●種類:Flyer
●サイズ:297x210mm
●技法:FMscreen printing
●発行:Himeji City Museum of Art, Himeji
●印刷:Yamada Photo Process Co., Ltd, Toyama
●制作年:2017
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フォロンのカレンダー、1994年制作。チラシを見ているうちに、直接的な関係はないと思うのだが、ベルギー出身の画家で彫刻家のジャン=ミシェル・フォロン(Jean-Michel Folon, 1934-2005)がイタリアの天然ガス供給公社スナム(Snam)と鷺をシンボルマークとするローカル航空会社エアー・ワン(Air One)のためにデザインした1995年のカレンダーの表紙絵を思い出した。四角四面の都市よりも自然と共存できる田園を好むフォロンの場合も、鷺の全身を描かず、その特徴的な嘴を強調するデザインを行っており、両者の間に何かしらシンパシーのようなものが感じられる。


註:

1.シルクスクリーンかと見紛う表情は、《FMスクリーン》という、繊細で色鮮やかな印刷を可能とするオフセット印刷によるもので、網点が微細であるため、細部の再現性が高まり、細やかな色の表現が可能となるとのこと。
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by galleria-iska | 2017-11-12 18:56 | 案内状/招待状関係 | Comments(0)
2017年 08月 24日

パーケット・エディションの案内「Special offer for Parkett Editions」(2002)

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1984年に創刊され、今年の秋に通号100/101号を迎えるスイスの美術雑誌『パーケット(Parkett)』は、常に現代美術の最新の動向を展覧会情報とその評論による特集によって伝えてきた専門性の高い美術雑誌である。今回取り上げるのは、2001年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で開催された“小さな美術館(the small museum)”を標榜するパーケット・エディション(Parkett Editions)の展覧会の反響に応えるため、2002年当時パーケット社が保有していた“パーケット・エディション(Parkett Editions)”の中から22種類を特別価格での提供する案内(裏側が申し込み用紙となっており、リストには22作品を掲載)と、それに付けられた各エディションの絵葉書全21点である。この案内が送られてきたのは、前に取り上げたことがある森万里子(Mariko Mori, 1967-)氏のマルティプル「Star Doll」(Parkett 54,1998)を購入していたからで、リストには草間弥生(Yayoi Kusama, 1929-)が2000年にパーケット59号のために制作した鏡を支持体とするシルクスクリーン・プリント「Infinity Net, 2000」(Silkscreen print on mirror, 255x210mm, Edition:70, $860)も載っている。近年値上がりの激しい草間作品の中にあって、この作品は今年7月1日、スイス チューリッヒのオークションハウス(Koller Auktionen AG, Zürich)に出品され、出版時の約10倍の値、9000スイス・フラン(CHF 9,000=約106万円)で落札されている。これで驚いていてはいけない。パーケットのエディションの中でもっとも高額で取引されているのは、ドイツの現代美術家ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter, 1932-)が1993年にパーケット35号のために制作した115点の油彩画である。そのうちの1点「Grün-Blau-Rot /Green-Blue-Red('789-59 Richter, 93')」(305x401mm, 115 unique works, oil on canvas)が2016年にロンドンのクリスティーズで開催されたセール「Post-War and Contemporary Art Day Auction」に出品され、手数込み230500ポンド(GBP 230,500=約3690万円)落札されている。画廊が提示する価格は間違いなく4000万円を超えることになるだろう。発売当初の価格が数千ドルであったので、100倍近くも値上がりしたことになる。リヒター恐るべし! 一方、我が「Star Doll」はと言うと、2004年にニューヨークのサザビースで3000ドル($3,000=約33万円)で落札されたのが最高値で、それ以降ずっと右肩下がりである...

●作家:Various Artists
●種類:Postcards
●サイズ:148x105mm(Box:120x160x8mm)
●技法:Offset
●発行:Parkett-Verlag AG, Zürich(Parkett Publishers, New York)
●制作年:2002
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註:

1.
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現在、パーケット出版から手に入れることができるポストカード集がこちら。168点のポストカードと64ページのテキスト。160x120x18mm(Susan Tallman, Deborah Wye, 「Parkett Collaborations & Editions Since 1984: New Postcard Set of All Artists' Editions with Text Booklet from Parkett's MoMA Show」Price Euro36.-/$48.-)
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by galleria-iska | 2017-08-24 22:47 | 案内状/招待状関係 | Comments(0)
2017年 05月 03日

クルト・セリグマン版画展の招待状「Berggruen & Cie」(1998)

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中世の吟遊詩人トルバドゥールや“死の舞踏”を想起させる儀式に没頭する騎士、あるいは故郷であるバーゼルのカーニヴァルに触発された幻想的な作風で知られるスイス生まれのドイツ系アメリカ人画家で版画家そして文筆家でもあったクルト・セリグマン(Kurt Seligmann, 1900-1962)は、詳細な年譜によると、1919年にジュネーヴの美術学校(École des Beaux-Arts, Genève)-そこで、たった3日で退校することになるアルベルト・ジャコメッティ(Albert Giacometti, 1901-1964)と出合う-で学び始めるが、1920年、家具店を経営をしていた父親の健康が悪化したため、バーゼルに戻り、家具店の経営に携わる。1926年に観た展覧会が切っ掛けで芸術探求への情熱が再燃、1928年には反対していた父親もその道に進むことを認めたため、家具店の仕事から退き、フィレンツェへ旅立ち、美術アカデミー(Accademia di Belle Arti)に入学、その年の残りをそこで学ぶ。1929年、パリに渡り、キュビスム的な作風で知られるアンドレ・ロート(André Lhote、1885-1962)が主催するAcadémie André Lhoteに入学、そこで絵画を学ぶが、しばらくしてアカデミー色の薄い指導を行なうAcadémie de la Grande Chaumiéreに移る。この時期に彼にシュルレアリスムを紹介し助言者となるアルザス地方ストラスブール出身の画家で詩人、彫刻家のジャン・アルプ(Jean Arp、1886-1966)と出合い、アルプを通してもうひとりのシュルレアリスムの画家マックス・エルンスト(Max Ernst)とも知り合う。そしてアルプとフランスの抽象画家ジャン・エリオン(Jean Hélion, 1904-1987)の招待で、抽象創造運動、アブストラクシオン・クレクレアシオン(Abstraction-Création Art Non Figuratif)にグループに加わる。1935年にアブストラクシオン・クレクレアシオンに出品していた日本人の前衛画家、岡本太郎(Taro Okamoto, 1911-1996)と「ネオ・コンクレティスム(新具体主義)」を提唱する。その一方で、作品はシュルレアリスム的傾向が強くなり、1934年、ジャック・ヘロルド(Jacques Hérold), オスカー・ドミンゲス(Óscar Domínguez,) リヒャルト・エルツェ(Richard Oelze)、ハンス・ベルメール(Hans Bellmer)と共に、正式にシュルレアリスムのサークルのメンバーとなる。セリグマンの名を知らしめることになったのは、1938年にパリで開催されたシュルレアリスム国際展(Exposition internationale du surréalisme)(註1)に出品したオブジェ「超-家具(Ultra-Meuble)」で、女性の四本の脚を生やしたテーブルとも椅子ともつかぬエロティックな作品である。その翌年の1939年9月、第二次大戦の勃発を受けて、セリグマンは、1920年から兄弟で美術商を営んでいるカール・ニーレンドルフ(Karl Nierendorf, 1889-1947)がベルリンに開いた画廊(Galerie Nierendorf GmbH, Berlin)のニューヨーク支店とも言える画廊(Nierendorf Gallery, New York)での展覧会「Kurt Seligmann:Specters 1939 A.D.—13 Variations on a macabre theme」への出席を口実に、ドイツ人の妻Arletteを連れてアメリカに移住。それには父親がユダヤ人であったことが背景にあるのではないかと思われるが、シュルレアリストとして最初の亡命者となった。そこでアメリカの美術史家で当時ニューヨーク近代美術館(MoMA)の館長であったアルフレッド・バーの協力を得て、ナチスの迫害を逃れるために、多くの画家や作家(註2)の移住を促進する役割を果たした。また展覧会活動も盛んに行ない、著作も発表する。晩年はニューヨーク市から一時間ほどぼ距離にあるシュガー・ローフの農場で過ごすことが多くなり、自殺との説もあるが、鳥の餌を食べるネズミを撃つ準備をしているとき、凍った階段で滑った際にライフル銃が暴発、1962年1月2日に亡くなっている。

これはパリのベルクグリューン画廊(Berggruen & Cie, Paris)で1998年に開催されたクルト・セリグマンの版画展への招待状である。二つ折りの両端を袖のように折り込んだ表紙の内側に二つ折りの招待状を綴じ込んだ冊子風のユニークな造りとなっている。この時の画廊のオーナーは三代目となるルーヴル美術学校(L'Ecole du Louvre)で美術史の専門教育を受けた女性ディーラー、ソワジック・オドゥアール(Soizic Audouard)であった。前にも書いたが、オドゥアールは写真に関する鋭敏で緻密、かつ興味深い洞察力を持ち合わせており、ディーラーとして、写真史に残る重要な作品の収集を行いつつ、2001年に画廊を閉めるまで、シュルレアリスムの作家やそれを引き継ぐ現代作家の作品を取り扱った。彼女は以前に取り上げたベルクグリュンの最後の通信販売用カタログ「Maitres-graveurs contemporains」の発行者でもあった。日本では岡本太郎(Taro Okamoto, 1911-1996)との関係性やその著作『The History of Magic (邦題:魔法ーその歴史と正体)』(Pantheon Books, 1948)(註3)の方への関心が強く、版画家としてのセリグマンはあまり紹介されていないかもしれない。私自身、未だセリグマンの版画作品を手にしたことがないが、彼の作品の複製を何点か掲載しているパリのマーグ画廊(Galerie Maeght, Paris)で1949年に開催されたセリグマンの里帰り展の図録とも言える美術誌『鏡の裏(Derrière le Miroir)』の第19号「Kurt Seligmann」(註4)が手元にある。それを見ると、セリグマンの画風は、アンドレ・マッソンの影響を受けたものであるように見えるのだが。

●作家:Kurt Seligmann(1900-1962)
●種類:Invitation
●サイズ:112x60mm(112x240mm)
●技法:Offset
●発行:Berggruen & Cie, Soizic Audouard, Paris
●制作年:1998
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註:

1.展覧会に参加した作家:(Jean Arp, Hans Bellmer, Victor Brauner, Andre Breton, Giorgio de Chiricom Rene Magritte, Andre Masson, Matta Echaurren, E.L.T. Mesens, Joan Miro, Richard Oelze, Meret Oppenheim, Wolfgang Paalen, Pablo Picasso, Man Ray, Kurt Seligmann, Yves Tanguy, Raoul Ubac)等。

2.セリグマンの働きでアメリカに亡命したシュルレアリスト:アンドレ・ブルトン夫妻(André Breton and his wife)、アンドレ・マッソン(André Masson), ポール・エリュアール(Paul Eluard), そしてピエール・マビーユ(Pierre Mabille)

3.フランス語版:「Le Miroir de la Magie. Histoire de la Magie dans le monde occidental」(Fasquelle Éditeurs, Paris,1956)

4.マーグ画廊発行の美術誌『鏡の裏(Derrière le Miroir)』第19号「Kurt Seligmann」1949年(第二版)。3点のカラーリトグラフと2点のモノクロリトグラフを収録。380x280mm

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図版:展覧会の告知用ポスター、560x390mm、マーグ画廊、パリ、1949年
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by galleria-iska | 2017-05-03 12:51 | 案内状/招待状関係 | Comments(0)
2017年 05月 01日

ベルナール・ビュッフェの招待状「Bernard Buffet - Le Japon」(1981)

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第二次大戦後のフランス具象画壇を代表する作家ベルナール・ビュッフェ(Bernard Buffet, 1928-1999)が専属画廊であるパリのモーリス・ガルニエ画廊(Galerie Maurice Garnier, Paris)で1981年、日本をテーマとする絵画作品による個展「Le Japon」を開催した際に制作したヴェルニサージュへの招待状。髪を結った和服姿の女性の頭部を描いたオリジナル・リトグラフで、日本人の本質的な部分は捉えているものの、我々日本人には些か奇異に映る。人形浄瑠璃の首(デコ)に見えなくもない。ビュッフェは同時に、妻のアナベルとの日本旅行に触発されて制作したオリジナル・リトグラフ24点からなる版画集「Le Voyage au Japon(日本への旅)」(註1)も発表している。この招待状もそうであるが、この時期のビュッフェの版画作品は、具象絵画の手法に則ってはいるものの、見るものの感情移入を遮るかのような何の情感もない平面的な画面を強く押し出しているように見える。それはニューペインティングがひとつの潮流として-かつての自分がそうであったように-表現主義風の身振りを纏って現れる中で、現代美術の語彙を身に付けたビュッフェが導き出したひとつの答であったのであろうか。

承知のように、画家としてのビュッフェの評価は早くも1950年代に頂点に達し、ピカソを超える作家として大いに嘱望されたのだが、その姿は、1950年代に流麗でモダンな演奏によってマイルス・デイヴィス(Miles Davis, 1926-1991)を超える人気を博したトランペット奏者チェット・ベイカー(Chet Baker、1929-1988)と不思議と重なって見える。ビュッフェとベイカー、二人とも天賦の才能を持ちながらも、大いなる成功がスタイルの変革を許さず、その後の様々な挑戦も絶頂期以上の評価を得られず、ビュッフェは“ガス自殺”、ベイカーは麻薬摂取が原因とみられる“転落死”という悲劇的な最後を迎える。一方、ピカソとマイルスは絶えずスタイルを脱ぎ捨てながら、自己変革を遂げていったのである。

●作家:Bernard Buffet(1928-1999)
●種類:Invitation(Carton d'invitation)
●題名:Japonaise
●サイズ:200x155mm(200x310mm)
●技法:Lithograph
●紙質:Vélin Arches
●発行:Galerie Maurice Garnier, Paris
●印刷:Mourlot Imp., Paris
●制作年:1981
●目録番号:355bis (Catalogue raisonné volume 2, page 50)
Lithographie publiée en 1981 pour l'exposition "Le Japon" à
la Galerie Maurice Garnier.

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註:


1.
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図版:ベルナール・ビュッフェの版画集「Le Voyage au Japon(日本への旅)」。ビュッフェが妻アナベルの日本旅行を辿る形で制作した版画集は、ビュッフェのオリジナル・リトグラフ24点とビュッフェが書き移したアナベルのテキストとからなる。限定180部、610x457mm、100ぺージ。

2.
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図版:1981年にパリのモーリス・ガルニエ画廊で開催されたビュッフェの個展「Le Japon」の図録。300x280mm。
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by galleria-iska | 2017-05-01 22:21 | 案内状/招待状関係 | Comments(0)
2016年 10月 25日

ニキ・ド・サンファルの版画カタログ「Neue Graphik der Jahre 1997 bis 2000」(2001)

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フランスの戦後を代表する画家で彫刻家のニキ・ド・サンファル(Niki de Saint Phalle, 1930-2002)の晩年の版画作品の版元となったのは、オールドマスターの版画や素描、近・現代美術の様々なタイプの作品のオークション・ハウスとして、またパウル・クレーやピカソといった画家のカタログ・レゾネの編纂と出版や現代美術家の版元としても知られるスイス ベルンのコーンフェルト画廊(Galerie Kornfeld und Cie., Bern)で、コーンフェルト画廊は1993年から2000年までに、8点組のシルクスクリーン版画集、20点のリトグラフ、2点の銅版画を出版している。

今回取り上げるのは、2001年9月28日から12月21日かけて行なわれたニキの個展「Niki de Saint Phalle: Skulpturen Objekte Lithographien Serigraphien」に際して作られたカタログ『Niki de Saint phalle: Neue Graphik der Jahre 1997 bis 2000』(註1)で、ニキが1997年から2000年にかけて制作した9点のリトグラフを収録しているのだが、将来ニキの版画作品のカタログ・レゾネの雛形となることを見越した編集法を採っている。

●作家:Niki de Saint Phalle(1930-2002)
●種類:Leaflet catalogue
●題名:Niki de Saint phalle: Neue Graphik der Jahre 1997 bis 2000
●サイズ:276x195mm
●技法:Offset
●発行:Galerie Kornfeld und Cie., Bern
●印刷:Bolliger Druck, Köniz
●制作年:2001
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註:

1.このカタログに先行して、ニキの1995年から1997年までの版画作品(11点のリトグラフと2点の銅版画)を収録したカタログ『Niki de Saint Phalle: Neue Graphik der Jahre 1995 bis 1997』が作られている。
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by galleria-iska | 2016-10-25 17:49 | 案内状/招待状関係 | Comments(0)
2016年 10月 24日

ニキ・ド・サンファルの招待状「Galerie Kornfeld und Cie.」(2001)

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2001年9月28日から12月21日かけてスイス ベルンにあるコーンフェルト画廊(Galerie Kornfeld und Cie., Bern)で行なわれたニキ・ド・サンファル(Niki de Saint Phalle, 1930-2002)の個展「Niki de Saint Phalle: Skulpturen Objekte Lithographien Serigraphien」の招待状。表紙はニキのオリジナルデザインで、1997年の個展「Niki de Saint Phalle」の際に使用されたものを再度使っている。画中に装飾文字による招待文《Chers Amis, je vous invite a mon exposition personel chez Ebi Kornfeld Niki de Saint Phalle》が記されており、1997年の個展の際の年記《Nov.1997》が《Spt.2002》に入れ替えられている。この個展に際し、ニキが1997年から2000年にかけて制作した9点のリトグラフを収録したカタログ『Niki de Saint Phalle: Neue Graphik der Jahre 1997 bis 2000』が作られているが、こちらは次回取り上げる。

●作家:Niki de Saint Phalle(1930-2002)
●種類:Invitation
●サイズ:195x172mm(195x342mm)
●技法:Offset
●発行:Galerie Kornfeld und Cie., Bern
●制作年:2001
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by galleria-iska | 2016-10-24 22:15 | 案内状/招待状関係 | Comments(0)
2016年 10月 10日

ニキ・ド・サンファルの出版案内「Californian Diary」(1995)

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1994年、健康にためにカルフォルニア州サンディエゴのラホヤ(La Jolla)に移住、2002年にその地で亡くなったフランスの画家、彫刻家、映像作家のニキ・ド・サンファル(Niki de Saint Phalle, 1930-2002)は、1994年から1995年にかけて、そこでの最初の年の制作や生活を、絵日記のように描き記した「Californian Diary」という8点組のシルクスクリーンによる版画集を制作している。版画集は、1995年9月13日から10月31日かけてスイス ベルンのコーンフェルト画廊(Galerie Kornfeld und Cie, Bern)で行なわれたニキの個展「Niki de Saint Phalle: Skulpturen, Gouachen, Serigraphie」に合わせて出版され、価格は12000スイス・フランであった。今回取り上げるのは、その出版案内である。版画ではイメージと日記とが渾然一体となっているため、なかなか読み取れないのだが、出版案内では版画から日記部分を抜き出して記載しているため、内容が理解できるだけでなく、この案内自体が挿絵本にも似たな表情を見せている。表紙もニキのオリジナル・デザインであろうか。コーンフェルト画廊はまた、2001年9月28日から12月21日にかけて行われたニキの最晩年の個展のひとつ「Niki de Saint Phalle: Skulpturen Objekte Lithographien Serigraphien」に際して、1997年から2000までに制作されたリトグラフによる版画作品9点を収録したカタログ『Niki de Saint Phalle: Neue Grafik der Jahre 1997 Bis 2000』を同じフォーマットで作っているが、そのカタログと個展の招待状が手に入ったので、近いうちに取り上げたい。

ニキとカルフォルニアとの繋がりは1960年代に遡り、後に夫となるスイス人の彫刻家ジャン・ティンゲリー(Jean Tinguely, 1925-1991)とともに訪れたのが切っ掛けとなったようである。1962年、ニキはサンセット・ブールバード(Sunset Boulevard) とマリブの風光明媚な丘で巨大な「射撃絵画(Tir Tableaus )」を制作しており、1983年にはカルフォルニア大学、サン・ディエゴ校(San Diego’s UC campus)に、すぐに学生たちのお気に入りとなった巨大彫刻「Sun God(太陽神)」を設置している。

●作家:Niki de Saint Phalle(1930-2002)
●種類:Leaflet
●サイズ:276x195mm
●技法:Offset
●発行:Galerie Kornfeld und Cie., Bern
●印刷:Stämpfli+Cie AG, Bern
●制作年:1995
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                                                タイトルページ
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                                                第1図
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           第2図                                   第3図
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          第4図                                   第5図
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          第6図                                   第7図
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          第8図                                   ポートフォリオ(帙)
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             第4図とそのテキスト
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by galleria-iska | 2016-10-10 21:00 | 案内状/招待状関係 | Comments(0)