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ガレリア・イスカ通信

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2023年 03月 25日

キース・ヘリングのスケートボード・デッキ「Skateboarding」(1988)


キース・ヘリングのスケートボード・デッキ「Skateboarding」(1988)_a0155815_12101309.jpg
●作家:Keith Haring(1955-1990)
●種類:Skateboard Deck: White painted & Natural wood
●題名:Skateboarding(?)
●サイズ:749x254mm, 762x254mm
●技法:Silkscreen
●限定:Total 200
●発行:New York City Skateboards, Inc.
●制作年:1988
キース・ヘリングのスケートボード・デッキ「Skateboarding」(1988)_a0155815_18051424.jpg
キース・ヘリングのスケートボード・デッキ「Skateboarding」(1988)_a0155815_12103167.jpg
キース・ヘリング(Keith Haring, 1958-1990)は1988年頃、ポップ・ショップを開店した1986年に設立されたニューヨーク・シティ・スケートボード社(New York City Skateboards, Inc.)の依頼で、デッキ(表側)用のデザインを行っており、このイメージは、以前このブログで取り上げた同社のステッカーにも使われている。ニューヨーク・シティ・スケートボード社の設立メンバーによれば、スケートボード・デッキは200台ほど作られ、その多くを同社が販売、残りをヘリングの財産管理財団(The Keith Haring Foundation)が購入したとのことである。ボードには木地と白塗りの二種類のタイプがあり、それぞれ100台づつ制作されたものと思われる。こちらも未確認ではあるが1995年頃(?)、同じデザインで配色の全く異なるストリート・タイプのデッキが制作され、ポップ・ショップで販売された。価格は50ドルだったように記憶する。

キース・ヘリングのスケートボード・デッキ「Skateboarding」(1988)_a0155815_14461799.jpg
キース・ヘリングのスケートボード・デッキ「Skateboarding」(1988)_a0155815_11472571.jpg
●作家:Keith Haring(1958-1990)
●種類:Skateboard Deck
●サイズ:787x197mm
●技法:Silkscreen
●限定:200
●発行:Pop Shop, New York
●制作年:1995(?)




# by galleria-iska | 2023-03-25 18:20 | キース・へリング関係 | Comments(0)
2023年 03月 21日

キース・ヘリングのスケートボード・デッキ「Inferno」(1986)


キース・ヘリングのスケートボード・デッキ「Inferno」(1986)_a0155815_14570297.jpg
●作家:Keith Haring(1955-1991)
●種類:Skateboard Deck: Natural wood & Black painted
●題名:Inferno
●サイズ:762x254mm
●技法:Silkscreen
●限定:Total 200
●発行:Keith Haring Pop Shop, New York, 1986
●制作年:1986

以前取り上げたキース・ヘリング(Keith Haring, 1955-1990)デザインによるスケートボード・デッキ二種に関して、不明であったクラシック・タイプ(=クルージング・タイプ)のデッキの情報(画像)を入手することができたので、前回のブログの補足としてアップしておきたい

キース・ヘリング(Keith Haring, 1955-1990)は1986年、自身のポップ・ショップ開店に伴い、ストリート・カルチャーの必須アイテムとなったスケートボード・デッキのボトム(裏側)用に”地獄(Inferno)”をテーマにしたデザインを行い、それはシルクスクリーンでデッキにプリントされている。デッキには木地と黒塗り(白黒反転したドローイング)の二種類のタイプがあり、それぞれ100台づつ制作されたものと思われる。この二つのデッキは、その限定数も相俟って、今やコレクターズ・アイテムとなっており、なかなかのプレミアムが付いている。

未確認ではあるが1995年頃、同じデザインでストリート・タイプのデッキを用いたヴァージョンが新たに制作されており、モノクロだったものが、緑の地に赤と青の三色刷りとなったが、デッキの幅がせまくなったことから、縁の部分が幾分欠けてしまっている。このヴァージョンでは、上部のローラーの金具の取り付け部分に新たにヘリングの版上サインが加えられている。こちらも既に絶版となっている。発売時の価格は50ドルか。
キース・ヘリングのスケートボード・デッキ「Inferno」(1986)_a0155815_14490851.jpg
●作家:Keith Haring(1955-1990)
●種類:Skateboard Deck
●サイズ:785x203mm
●技法:Silkscreen
●発行:Pop Shop, New York
●制作年:1995(?)







# by galleria-iska | 2023-03-21 19:26 | キース・へリング関係 | Comments(0)
2023年 02月 19日

シャルル・メリヨンの銅版画「Titre des Eaux-Fortes sur Paris」(1852)

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シャルル・メリヨンの銅版画「Titre des Eaux-Fortes sur Paris」(1852)_a0155815_13135470.jpg

●作家:Charles Méryon(1821-1868)
●種類:Print
●題名:Titre des Eaux-Fortes sur Paris(Première de couverture d'un recueil d'eaux-fortes sur Paris
de Charles Méryon en 1852.
●サイズ:165x125mm(Sheet:493x321mm)
●技法:Etching
●制作年:1852
●目録番号:R. Schneiderman 22(i). B 31, W 1, DW 17
(Schneiderman, Richard S. The Catalogue Raisonné of the prints by Charles Méryon. London: Garton & Co., 1990)

19世紀フランスの腐蝕銅版画家シャルル・メリヨン(Charles Méryon, 1821-1868)の代表作として知られる22点の銅版画からなる版画集『パリの銅版画(Eaux-Fortes sur Paris)』の表紙(註1)。15年ぐらい前だっただろうか、ドイツの古版画を扱う業者から購入したものだが、蒐集の対象として扱われてこなかったのか、シミや縁に破れがあったりして、状態はあまり良くない。が、これもれっきとしたメリヨンの銅版画である。メリヨンが版画集を制作したのは、フランスの第二帝政時の19世紀中頃で、皇帝に即位したナポレオン三世は人口増加が著しく不衛生であったパリの改造計画に着手し、新たにセーヌ県知事に任命したジョルジュ・オスマンにパリ改造計画の陣頭指揮を取らせた時期と重なる。パリ改造によって取り壊されようとしているものも含めて、メリヨンが自身の精神を投影していたであろう愛着のある古い建築物の荘厳さと、そこに暮らす人間の悲惨さと貧困を映し出す風景としての都市は、単なるパリの景色ではなく、メリヨンの『パリの銅版画』を高く評価していた美術批評家で詩人のシャルル・ボードレール (Charles Baudelaire, 1821-1867)の言葉(註2)を借りるなら、「文明の悲痛で栄光に満ちた背景をなす」「人間と記念建造物の強力な集積から生じる偉大さと美しさと陳列物、栄光と生の苦しみ中に年老いた古い大都市の魔法」であり、メリヨンはそのパリの土台となったモンマルトルから切り出された巻貝の化石が含まれる石灰岩の石版の上に版画集の題名と制作年を刻んでいる。



註:

シャルル・メリヨンの銅版画「Titre des Eaux-Fortes sur Paris」(1852)_a0155815_17522152.jpg
図版:刷りには、シュナイダーマン(R. Schneiderman)の版画目録によれば、茶色の紙の他に、灰色や白色、まれに青色の紙が使われたとある

2.美術批評『一八五九年のサロン(Salon de 1859)』より








# by galleria-iska | 2023-02-19 18:47 | その他 | Comments(0)
2023年 02月 09日

パウル・ヴンダーリッヒのリトグラフ「Im rechten Winkel/Angle Droit」(1970)

パウル・ヴンダーリッヒのリトグラフ「Im rechten Winkel/Angle Droit」(1970)_a0155815_13582044.jpg
●作家:Paul Wunderlich(1927-2010)
●種類:Print
●題名:Im rechten Winkel/Angle Droit
●サイズ:654x504mm
●紙質:B.F.K. Rives
●技法:Lithograph
●限定:75; 15 e.a.; 8 e.e.
●発行:Galerie Berggruen, Paris & Galerie Brusberg, Hannover
●目録番号:C. R. 375
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パウル・ヴンダーリッヒのリトグラフ「Im rechten Winkel/Angle Droit」(1970)_a0155815_13585142.jpg
このブログで何度も取り上げているドイツの画家兼版画家パウル・ヴンダーリッヒ(Paul Wunderlich, 1927-2010)は、彫刻家としても数多くの作品を世に送り出しており、自分もこれまでに三点ほどブロンズ彫刻を購入したことがあるが、資金繰りのためにすべて手放してしまった。版画家としても、生涯を通して常に精力的に制作を行っており、作品の評価については様々な見方があるが、その数はゆうに千点を超え、ピカソやミロ、シャガールといった20世紀の巨匠と肩を並べる。中でも1960年代から1970年初頭にかけてはパリのデジョベール(Imp. Desjobert, Paris)やムルロー(Imp. Mourlot, Paris)の版画工房に足繁く通い、リトグラフの技法を大きく発展させた時期であり、内外の公募展においても受賞を重ねている。今回取り上げるのはヴンダーリッヒが1970年に制作したリトグラフ「直角に(Im rechten Winkel/Angle Droit)」で、前にも書いたと思うが、この作品の購入についても、外国為替の変動が大きく関わっている。と言うのは、1980年代の初頭は手持ちの軍資金も乏しく、ポスターの購入を主眼としており、版画作品に手を出すのを自制していた。それが1980年代の中頃になると、1970年代には70円していたフランス・フランの為替レートが25円前後と大きく下落したこともあって,このチャンスをほおっておくてはないと、あちこちの画廊に在庫リストの送付を依頼する手紙を書いた。ただ今のようにインターネットもファックスもなく、タイプで打った手紙を航空便で郵送して返事が返ってくるのを待つという気の長い話で、返事が届くまでに概ね一ヶ月ぐらい要した。待ちに待った在庫リストが届いても、そこには題名と価格だけしか記載されておらず、版画集や目録等の資料も未だ手元になく、版画専門誌の季刊『版画藝術』の広告などを見たりして、一ヶ月ぐらいあれやこれやと逡巡した挙句、最後に持ち金を全て捨てる覚悟が出来たところで注文を出すという、実にアナログ的な買い物の仕方であった。とは言え、そんな状況を冷や冷やどきどきしながら愉しんでいたのも事実である。この作品はパリの書店兼画廊から1500フラン(約3万7千円)で購入したものだが、当時の版元(註1)のひとつであるパリのベルクグリューン画廊(Galerie Berggruen, Paris)では、その特異な構図が注目を集めたのか、出版時の価格を大きく上回る2500フラン(約6万3千円)で販売されており、半ば諦めていたところ、先の書店から格安とも言える案内を貰ったものだから、一も二もなく飛びついてしまった。ただ現在の評価は全く不本意と言える状況で、ドイツ国内はもとより日本の競売でも数万円にも満たない金額で落札されている。

この作品は同じ年に制作された「追いかける少女たち(Chasing girls)」と同様、ヴンダーリッヒの同時期の作品の中でも際立ってデフォルメされた裸体をモチーフとしており、一人ないし二人の裸体が折り重なるように絡みあい、腰のあたりを軸にして折れ曲がる姿勢に直角との関係性を見い出したのかもしれない。それはレオナルド・ダ・ヴィンチの作例が有名な『ウィトルウィウス的人体図』や、その人体表現において美と数の理想的比例を発見した偉大な先達、アルブレヒト・デューラーの『人体均衡論四書』に見られる人体構成図をヴンダーリッヒ流の人体(裸体)表現に組み込んだ、摩訶不思議な構図となっているのだが、いまだに実際どのような姿勢を取っているのか判然としない。当時作品のイメージの源泉として利用された、写真家のカリン・シェケシー(Karin Székessy, 1939-)が撮った写真の中にこの作品と呼応するものがあるか当ってみたが、それらしいものは見付けられなかった。ならばとヴンダーリッヒの絵画作品目録を当ってみたところ、1969年制作の作品の中に、この作品のもとになった同名の作品が三点(註2)掲載されていたので、「追いかける少女たち(Chasiing girls)」とこの作品の構図はヴンダーリッヒ自身の創意によるものと捉えられなくもないが、いずれにしても、写真撮影の際に生じる歪曲収差(ディストーション)がヴンダーリッヒの作品制作に影響(霊感)を与えていることは間違いない。更に穿った見方をするならば、盛期ルネサンスが到達した人体表現における美の理想形を、異常なまでに歪んだプロポーションに変容させることで受け継いだマニエリスムの手法になぞらえることも出来るかもしれない。

ヴンダーリッヒの作品は古典的な意味での写実表現を目指したものではないことは明らかで、あくまでもそれが平面であることを前提に、美の表現の可能性を押し拡げるべく、この作品にもあるように、図面的な側面(要素)を組み入れることによって、絵画におけるリアルに対する幻想を無効にしている。そこに神無き時代と言われる20世紀美術の冷めた視点を感じるのだが、見る側を幻惑させるエロスの媚薬が仕込まれているところが1960年代以降のヴンダーリッヒの絵画の持つ特質と言えようか。見る側は、イメージの変容を通して、それまでの美的概念のからの脱却と再構築を迫られる。



註:

1.もうひとつの版元はかつてドイツのハノーファーにあった画廊ブルスベルク(Galerie Brusberg, Hannover)で、両者は1960年代に何度か共同出版を行っており、互いのエディションも交換していたので、価格についても両者のそれが等しくなるように調整していたのだが、1980年代になってフランス・フランが著しく下落したことで、バランスが崩れてしまった。

2.
パウル・ヴンダーリッヒのリトグラフ「Im rechten Winkel/Angle Droit」(1970)_a0155815_15130843.jpg
Cat.298 "Im rechten Winkel" Aquarell, Bleistift und Tusche auf Papier, 90x72,5cm
《Jens Christian Jensen Paul Wunderlich Werkverzeichnis der Gemalde, Gouachen und Zeichnungen, Edition Volker Huber,1979: Cat. no.297, 298 and 299》










# by galleria-iska | 2023-02-09 19:26 | 版画関係 | Comments(0)
2023年 01月 25日

黒田アキのポスター「Nuit de la Fondation Maeght」(1985)

黒田アキのポスター「Nuit de la Fondation Maeght」(1985)_a0155815_11215497.jpg
以前購入したポスターの所在が分からなくなってしまい、あれこれ保管用の筒を開けて確認していたところ、パリ在住の日本人画家 黒田アキ(Aki Kuroda, 1941-)氏のポスターが出てきた。京都府出身の黒田氏は1980年にフランス最大手のマーグ画廊(Galerie Maeght, Paris)と契約を交わし数々の個展を開催、版画の制作や展覧会用のポスターの制作も行っている。1941年生まれの黒田氏は世代的には「ニューペインティング(仏:フィギュラシオン・リーヴル)」(註1)の流れの中にいると思われ、バゼリッツやバスキアばりの激しい筆致による表現主義的な人物像を描いたりもしているが、黒田氏を最も特徴付けるのは、その極限にまで単純化されたグラフィカルな表現で、それはアンリ・マチスの切り絵にも通じるところがある。これはその黒田氏が1985年、サン=ポール=ド=ヴァンスのマーグ財団の美術館で「マーグ財団の夕べ(Nuits de la Fondation Maeght)」(註2)と銘打って「20世紀音楽」を取り上げ開催されたコンサートの告知用として制作したオリジナルのリトポスターである。購入価格を失念してしまったので、氏の契約画廊であるパリのマーグ画廊の出版部門のサイトで現在の価格を確認したところ15ユーロ(€15)とあった。日本円で約2千円ぐらいである。安価なので、手に入れ易いと思って注文すると、その送料に驚くことになる。前にも書いたかもしれないが、この画廊は梱包・配送部門もサービスではなく、きちんと採算が取れるような独自の料金体系となっており、決して顧客のために送料を抑えるようなことはしてくれない。因みに、このポスターの他の画廊での販売価格は概ね50ユーロであるが、画廊が乗せる送料が上乗せされていると考えてよい。

この年は、20世紀を代表する作曲家、旧ソビエト連邦の作曲ドミトリイ・ショスタコーヴィッチ(Dmitri Shostakovitch, 1906-1975)、オーストリアの作曲家アルバン・ベルク(Alban berg, 1885-1935)とアルゼンチンのユダヤ系作曲家マウリシオ・カーゲル(Mauricio Kagel, 1931-2008)を取り上げている。マーグ財団では「マーグ財団の夕べ」と銘打ってこれまで数多くの演奏会を開催してきているが、ポスターに関して言えば、1965年にジョアン・ミロ(Joan Miró, 1893-1983)が制作した告知用ポスター(註3)が特に印象に残る。ミロは夜を表現するため、白黒反転させた画面を用い、闇に中に浮かぶ様々な光の煌きを原色の球によって描き出しているのだが、ミロのポスターと同じフォーマットで制作された黒田氏のポスターにも、ミロのポスターを意識していたかどうか確証はないが、ミロのポスターにある大きな赤い球体に呼応するかのような丸みを帯びた赤い図形と、背景には幾つもの小さな丸い図形が描き込まれている。

●作家:Aki Kuroda
●種類:Poster
●サイズ:880x555mm
●技法:Lithograph
●発行:Adriaen Maeght, Paris
●印刷:Arte Paris, Paris
●制作年:1985
黒田アキのポスター「Nuit de la Fondation Maeght」(1985)_a0155815_11224352.png
黒田アキ(Aki Kuroda)の版上サイン。出版元のアドリアン・マーグ(パリ)の版権表記、印刷はマーグ画廊の印刷所(Arte Paris)

黒田アキのポスター「Nuit de la Fondation Maeght」(1985)_a0155815_11222781.png
コンサート会場となったのは南フランスのサン=ポール=ド=ヴァンスにあるマーグ財団(La Fondaition Maeght)





註:

1.新表現主義とも呼ばれる「ニュー・ペインティング」は1980年代初頭、1960年代から70年代に主流だったミニマル・アートやコンセプチュアル・アートの難解さに反発して、描くことの本質に立ち戻り、感情的表現を剥き出しにした荒々しい画面によって、寓意を多用しながら暴力や死、性、夢、歴史、神話といったイメージを大画面に描き出す芸術動向で世界同時的に発生した。

2.「マーグ財団の夕べ」の中でも一際異彩を放つのは1970年代初頭に開催された三組のフリージャズのコンサートであろうか。それぞれフランスのShandar lebelからライブ録音がリリースされている。先ず孤高のピアニストと称されたセシル・テイラー(Cecil Taylor, 1929-2018)の1969年のライブ録音「Nuits de la Fondation Maeght Vol.1-3/The great Concert od Cecil Taylor」、次にサックス奏者のアルバート・アイラー(Albert Ayler, 1936-1970)の1970年の生前最後のライブ録音となった「Nuits de la Fondation Maeght」(Vol.1, Vol.2))、そして同じく1970年に録音され1971年にリリースされたキーボード奏者サン・ラ(Sun Ra, 1914-1993)のライブ録音「Niuts de la Fondation Maeght」(Vol.1, Vol.2)である。

3.ジョアン・ミロ(Joan Miró, 1893-1983)が1965年に、マーグ財団の美術館で「マーグ財団の夕べ(Nuits de la Fondation Maeght/ The night of music at Fondation Maeght)」と銘打って開催された現代音楽のコンサートの告知用に制作したオリジナルのリトポスター。このポスターではプログラム部分が画面下の余白部分に纏められているので、切り離して販売する業者もいるので注意が必要である。
黒田アキのポスター「Nuit de la Fondation Maeght」(1985)_a0155815_16453537.jpg

●作家:Joan Miró(1893-1983)
●種類:Poster
●技法:Lithograph
●サイズ:image:700x555mm, sheet:885x555mm
●発行:Fondation Maeghtm Saint-Paul-de-Vence
●印刷:Arte, Adrien Maeght, Paris
●制作年:1965





# by galleria-iska | 2023-01-25 18:48 | ポスター/メイラー | Comments(0)